
目次
公開日:2015年6月17日
更新日:2019年7月21日
はじめに
アカデミックイヤー、一年の締めくくりに、メイボールと呼ばれる夜通しで行われるイベントがあります。スティーブンホーキング博士に関する映画、The theory of Everything 内にも描写が出てきます。
A May Ball is a ball at the end of the academic year that takes place at any of the colleges of the University of Cambridge
メイボールはケンブリッジ大学のカレッジでアカデミックイヤーの終わりに行われるボール(舞踏会)である。
メイボールをまとめたサイトまであります。
尚内容はものによって様々なので、昨日行われたJesus Collageのメイボールを例に紹介したい。
概要
毎年行われるカレッジもあれば3年に1回のものもあります。
メイウィークという試験学期終了直後に行われます。メイですが6月です。これは歴史的な事情によるらしいです。
基本的に夜8時頃から始まり、明け方5時頃まで行われます。
参加費は概ね100ポンド前後(約2万円(£1≒190円))。他のイベントは激安のにもかかわらず、これだけはやたら値が張ります。
服装はブラックタイやイブニングドレス等、いわゆる「正装」です。
夕方20時頃から明け方5時ごろまで夜通しで行われます。
尚昨日行われたJesus Collage Mayball 2015はテーマがWild Cardと、トランプに見立てたものでした。
www.jesusmayball.com
メイボール招待状
裏にはヴォルテールの有名な一節が書かれていました。
“Each player must accept the cards life deals him or her: but once they are in hand, he or she alone must decide how to play the cards in order to win the game”- Voltaire
人は誰でも、人生が自分に配ったカードを受け入れなくてはならない。しかし、一旦カードを手にしたら、それをどのように使ってゲームに勝つかは、各自が一人で決めることだ。
と何とも深い感じで、凝った感じの招待状です。
コンテンツ
会場
会場はカレッジ内の敷地にレッドカーペットが敷かれたり、オブジェが飾られたりして彩られます。もはや映画のセットに見えてきます。
食事
中には数々のテントや出店があり、食事をすることができます。(入場料を払っているため、それぞれの屋台でお金を払う必要はありません。)
ハートの女王にちなんだメレンゲカップケーキ
バンド
外部のプロから大学のサークルまで様々なバンド演奏があります。
James Bayという方が来ていました。
遊び
移動式遊園地が観覧車などを出していました。
雰囲気的にはこんな感じでした。
カジノ
学内の食堂がカジノ化していました。
入り口で500コイン貰え、10000コイン以上にすると記念品がもらえるということで、ポーカーで粘り、どうにか10000コイン以上になりました。(最後9000位の時に、途中で抜けた友人にコインをもらいました。ちょっとずるい感が否めません。)
サイレントディスコ
ヘッドフォンをして楽しむディスコです。ヘッドフォンをしていない状態で傍観していると少し奇妙ではあります。
サバイバーズフォト
明け方5時まで途中で帰らずに生き残った人(=サバイバー)で記念に写真を撮って終わります。以下引用です。2011年の同じカレッジのもののようです。
完成版は通常メイボール終了後数日で購入が可能になっています。
http://danaim.tumblr.com/post/6758516843/may-ball-2011
danaim.tumblr.com
参考ブログ
終わりに
よく遊び、よく学べ。とは言ったものですが、それを具現化するとこのようになるのでしょうか。機会があったら是非参加をお勧めします。