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公開日:2023年8月8日
更新日:2023年8月8日
何気ない日常に空きが来ているのか、色々と新しい体験をやってきた。
日々、私は新しい体験を求めて生活している。スカイダイビングからゾウの飼育体験、トラとの撮影、ワイングラスティスティング、伝統の江戸切子まで、さまざまな体験を追求してきた。ところが、最近ではそうした新鮮な体験も一通り試してしまい、次なる挑戦を模索していたところだった。
そんな時、一つの斬新な提案が飛び込んできた。「キャバクラ体験」である。
キャバクラという場所は一度も足を踏み入れたことがなく、知識もほとんどない。そんな私に対して、友人が新たにキャバ嬢として働き始め、オープンしたばかりのお店の無料券を手に入れたとの連絡が届いた。
これほど初めてのキャバクラ体験にうってつけの状況はない。さっそく、そのチャンスを掴み、初めてのキャバクラ体験を試みることにした。
ということで、「初めてのキャバクラ体験レポートと考察」をお送りしたい。
※画像はイメージです。
待ち合わせ
まずは待ち合わせから。最寄り駅で友人と待ち合わせ、一緒にお店に行くことを同伴というらしい。そういった用語自体が新鮮で、キャバクラの世界に足を踏み入れたことを実感した。いよいよキャバクラじゃないか。
とはいえ友人は、ただ普通に緩い私服で現れた。
内装
お店の前に黒服が何人もいる環境である。めっちゃきょろきょろみられながら、襟に着いたインカムで何やら話している。
エレベーターでお店に上がると、威勢のいい「いらっしゃいませ!」とお出迎え。ちょっとスーパーマーケットを思う感じに。
それでも内装は非常にきらびやかだった。シャンデリアが煌めき、上品に輝くソファやテーブル、そして大きなミラーが店内を広く見えた。
部屋に通される際、他のお客さんとキャバ嬢が話している状況を後ろから黒服が見張っている島がちらほら見えた。
なお、最近のリトルモーターの話などでも気になってしまっていることではあるが、お客さんは心なしか冴えなそうな小太りおじさんとか、低身長が多い印象であった。
担当の嬢
友人が着替えて来るまで、臨時?でついてくれた方がいらっしゃった。確かにキラキラした服装をされている。
まず、ハウスボトルでウィスキーを作ってくれた。これを飲むことになる。
キャバ嬢たちは楽しそうに会話をしようとして話しかけてくる。
ただ会話はこんな感じである。
「え、東京駅って地下入り組んでるんですか、へー!知らなかった!」
・・・いや、絶対知ってるだろ、東京駅行ったことないんか!そんなことないやろ!
「えー、背高いですね!すごーい!」
・・・座ってるしな。
「え、筋肉すごいですね、筋トレしてるんですか?腕触らせてください、すごーい!」
・・・いやいや、ていうか初対面5分くらいで触るのかい!セクハラやで!
そんな突っ込みどころ満載の会話を繰り広げていると、ようやく友人が現れた。確かにキラキラ系の服装をしている。
一瞬びっくりしたが、それ以外はやはりさっきの友人である。
その後はもはや普通の会話である。
むしろ私が話しているというよりも、聞いている感じに。
これでは友達とスタバで話しているのと変わらない。場所代と時間代と飲み物代がめちゃ高い。
私「お客さんのおじさんと会話しておいてよ」
友人「おじさん話すだけで疲れるもん。はじめちゃん疲れないし。」
・・・いや、猶更なんで俺ここで話しているんだろうか感が増しているじゃないか。
なんかあれと同じ感じだろうか。友人の結婚式の二次会や三次会で友人の相手の友達たちと話している感じであった。服装や髪型的にもそんな感じ。
むしろ黒服の男たちが見張っているのを見て、逆に無言の圧と窮屈さ感じた。
何が楽しいかわからない(考察)
正直これで何が楽しいのかが分からなかった。
仮に払っていたら1時間で数万円だった様子である。
はなまるうどんとかなら何十杯も食べられてしまう。
練習後にコンビニで買える172円のパピコとか食べてる方が楽しい。
なんなんだろうか?シャンパンタワーとかやると楽しいのだろうか?いや、「ふーん」ってなって終わるの目に見えてるじゃないか。それに何十万もしてしまうのか?
何が楽しいのかわからないので、色々と何が楽しいのかを聞いてみることにした。
キャバ嬢による見解
これで何を求めてるのか聞いてみたところ「駆け引きを楽しむ」らしい。
仲良くなって付き合えるかもしれない、とか思うそうだ。
それって「縁日の絶対引っかからない輪投げとか絶対に当たらないくじ引きみたいな感じなんじゃないの?」
そういう冷静な分析良いから、と言われてしまった。
(また別の)友人の見解
キャバ嬢と同世代だと思われる友達に、キャバクラに行ってきた話をした。何ではまるかが変わらない旨を伺ったところ、その返しはこんな感じであった。
「アレにハマる人は友達がいない」
「モテな過ぎて女に飢えてる人」
「日頃承認欲求あふれ出てる人」
「マッチングアプリとかやると滅茶苦茶連絡来るし、それでカフェ行ったほうが良いじゃん!」→「だから相手にされないんだって!」
「ていうか私たちと話してればタダじゃん」
「なら話してあげるからご飯奢ってよ(調子に乗るな!!)」
ごもっともであった。
キャバクラが楽しい・ハマる人の特徴
ネットで検索するとこんな記事がヒットした。
キャバクラにハマる特徴
寂しがり屋
モテない
陰キャ
ストレスフル
見栄っ張り
小金持ち
考え方が古い昭和タイプ
散々な言われようだが、確かにそうかもしれない。
弱者男性狙いのビジネス
これらを総合すると、キャバクラにハマる人は、「弱者男性」傾向があるように感じられる。こちらの記事で取り上げた、この「見てない」人たちがターゲットなのだろう。
ハイスぺ一般男性がマッチングアプリをやった結果!なぜ?怪しい?体験談編
ハイスぺ一般男性がマッチングアプリをやった結果!なぜ?あやしい?考察編
なんかこう、最近、弱者男性狙いのビジネスって多くないか?と思ってしまった。ただでさえ弱者のおじさん達からさらに搾り取る方式。「富めるものはさらに富み、持っていないものはそれすらも失う」マタイの効果とはまさにこのことなのだろう。
お金持っている「弱者男性」、港区オジサン系もよく狙われている印象である。そう考えると「お金を持っているタイプの弱者男性(こじらせ系)」を狙うというのはかなり合理的なのであろう。
終わりに
以上初めてのキャバクラ体験であった。
このキャバクラ体験は、スカイダイビングやゾウの飼育、トラとの記念撮影同様、一度きりの体験だろう。しかし、新たな世界を垣間見ることができたことには感謝している。私の探求心を満たす新たな体験として、キャバクラ体験は十分に価値があったと言えるだろう。
・・・まあもう行くことはないだろう。
また新たな「初めて」を探して試してみたいところである。