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「ニッチ・マイナースポーツ(ベンチャースポーツ)で日本代表になる」は簡単か?確率統計的に考えてみた。

2016年3月14日

目次

  • はじめに
      • マイナーな事柄で日本代表になる、は簡単か?
      • 確率・統計的な観点
        • 前提条件
        • ある競技を行うことが出来る潜在的人口
        • 日本代表枠
        • さて倍率
        • 宝くじ
      • 複数の競技で日本代表になるのは、確率的にはどの程度?
        • 日本の国家予算
        • DNAが一致する確率
      • もう少し現実的に考えてみましょうか。
      • 国の代表レベルと、世界チャンピオンの差
      • 終わりに
      • 関連記事(自動アルゴリズム)
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公開日:2016年3月14日
更新日:2019年7月21日

はじめに

現在本ブログの運営者篠原肇はドラフツの日本代表選手として世界大会に出たことにより、同時に2競技で日本代表として日の丸を背負う経験をした。客観的に考えてこの例はなかなか無いのではないだろうか。パッと思いつく例ではおそらくサッカーとフットサルのキングカズこと三浦和良選手くらいだろう。

さて、ここで最近言われることがある。

「マイナースポーツで日本代表なんて簡単でしょ?」

果たしてそうだろうか?今回は「ニッチ・マイナーな事柄で代表レベルになることは簡単か?」を検証していきたい。

f:id:HajimeShinohara:20160305034420p:plain

(Amazon)

マイナーな事柄で日本代表になる、は簡単か?

「マイナースポーツで日本代表なんて簡単でしょ!」そう思った方。実際私も始める前はそう思っていました。しかし簡単でしょ、と思った方は、何でもいいからとりあえず日本代表になろうとしてみて欲しい。思ったよりは代表入りは厳しいことに気付くはずである。私が才能がないせいで大変だったというのはもちろんあるだろうが、おそらくそこまで甘くはない。これが客観的に見ればどんなもんなのかをちょっと検証してみよう。

確率・統計的な観点

前提条件

こういった一種の「フェルミ推定」は、前提条件が重要になる。今回は、このブログを書いている私が日本人であること、このブログが日本語であること、ならびに大半の読者が日本人であることを考えて、「ある日本人がある競技で日本代表になる統計的確率」を考えることとする。

ある競技を行うことが出来る潜在的人口

さて、日本人も1億人いれば、物好きは当然いる。とある競技に対して、まずは試してみて向いていなかったと思いすぐやめた人などもいるだろう。仮に向いていたとしても、人間関係や、やっぱいいやと思ってやらなかった人などもいることだろう。また他のスポーツをやっている人が、該当の種目をやっていたら代表になっていた歌などを考えていたらきりがない。それこそ、サッカー代表をやっている人が、仮に昔野球をやっていたら日本代表になっているかどうかは、それはまた未知数である。このため協議後とに確率的な正確な難しさを考えるのは不可能である。よって今回は、日本代表になれる可能性を秘めている人、要するに日本国籍の人を考えてみる。現在日本国籍を有する人は、約1億人である。ものによってはいろいろな事情があるだろうが、その人数を加味しても、数万人程度で1億人に対して十分に近似できるほど小さいと考えて良さそうだ。

よって、ある競技の日本代表になれる潜在人口は1億人(100000000人)とする。

日本代表枠

さて、日本代表になるには、日本代表枠にその特定の人物が選出される必要がある。競技の代表になれるのは競技にもよるが、1人のものや数十人のものもあるだろうが、まあ計算の簡単の為10人であるとしよう。よってある年のとある競技の日本代表は10人である。

さて倍率

さて、日本代表になれる確率は、潜在人口から。

違いが分かりやすいように数字で書くと、

日本人口 100000000人

日本代表 10人

倍率 10000000倍

ということで、単純に計算すると、1000万分の1の確率です。さて実感がわかないので、他のものと比較しましょう。

宝くじ

1000万分の一の確率として主なものは、こちら。

f:id:HajimeShinohara:20160305034020p:plain

ジャンボ宝くじ1等 1/10,000,000
1000万本を1ユニットとして販売し、1ユニットの中に1等が1本あります。

従って、1等が当たる確率は1000万分の1です。

matome.naver.jp

宝くじを1枚だけ買って当たる確率。実際宝くじって当たるイメージつかみにくいので他の例も見てみましょう。

・アメリカ全土で一ヶ月の間に落雷が直撃して即死する程の確率
・旅客機に乗り墜落する確率の4倍 墜落するより1等当てるほうが難しい
・自分が北海道にいるとして、北海道の上空から1円玉を落として、頭に当たる確率
・1年の間で交通事故で死ぬ確率
・東京からフィリピンまでの幅のレーンでボウリングをするようなもの
・雷に42回当たる確率のほうが高い
・サイコロが10回連続で同じ目を出す確率
・ジョーカーが無しで、配られた状態だけでロイヤルストレートフラッシュが来るという麻雀で言うところのテンホーが出る確率が65万分の1(宝くじ当選確率は1000万分の1)
・宝くじを米粒に例えると、5キロ入り米袋40袋の中にひと粒だけ1等がある

gata.blog.so-net.ne.jp

いやー、無理げーに無理ゲーを重ねた確率ですね。こういうの見ると入試や就職倍率なんて何のそのって感じだ。E判定とかも希望が持てる。

ポーカーのサックアウト(運の悪い負け)なんて、確率でも1/52=約2%とかなので、もはや比べるに至らない。

複数の競技で日本代表になるのは、確率的にはどの程度?

2競技以上をやる場合には、その確率は独立であると考えられる。実際には運動神経がいい人に偏ったりするだろうから、少しは相関があるだろうが、概算には独立として十分であろう。

その場合、上記の1000万倍を2乗すれば2競技で日本代表になる確率を求められる。計算すると

10000000×10000000=10000000000000 1京(10の16乗)

homepage2.nifty.com

日本の国家予算

もはや人間の生活に関係する数字にはなかなかなさそうである。例えば円で考えると、1京円=10000兆円。

2016年の日本の国家予算が96兆円≒100兆円。

1億総活躍」へ最大予算=総額96兆7218億円

www.jiji.com

日本100個分の予算。

DNAが一致する確率

ちょっともう膨大な数の代名詞とも言えるDNAでは、約5兆分の1の確率で赤の他人が全く同じ遺伝子を持つそうです。

f:id:HajimeShinohara:20160305034132p:plain

2009年現在、同じ型の別人が現れる確率は4兆7000億人に1人とされている

DNA型鑑定 – Wikipedia

kenkou1taka.seesaa.net

ということは、赤の他人の遺伝子が全く同じ確率の50倍くらいおきやすいそうですよ。

もはやSFかなんかかよ。3競技やれば10の24乗となり、化学の教科書に出てきたアボガドロ数、molを越える。

まあ実際にはそんなことをやろうとする人がほとんどいないだろうから、数える意味が無い、と言われてしまえばそれまでだが、確率的に考えると、宝くじに当たるよりも確率低いことになります。

確かにサッカーや日本では野球に比べると、確かになりやすいのは確かだ。それこそ確率的に考えれば宝くじレベル。確率で宝くじに当たるのと交通事故で死亡するのであれば、後者の方が圧倒的に高いのにもかかわらず、保険に入らずに宝くじを買い続ける人がいるのと似たような状況である。

もう少し現実的に考えてみましょうか。

確率的にいくとDNAレベルになることは分かったとして、

「現在の競技人口に対して日本代表になる確率」を考えましょうか。

競技人口は「1年にその競技を一瞬でも触れたことがあるか?」でカウントされます。

大体どんな競技でも競技人口100-1000人くらいはいるんじゃないでしょうか?そこで100-1000人とします。日本代表はまた10人くらいとしましょう。

この場合倍率は10倍です。さっきの数字を見て10-100倍っていうと少なそうですが、倍率10倍越えている試験とかって例えば受験だと、相当高倍率ですよ!?就職活動でも100倍を超える企業が多いって言うくらいですから、そんななか第一希望1社だけ受けてるようなもんですよ?サッカーなどに比べると低いのは間違いないけど、他の事象と比べると、それでも結構高くないですか?

国の代表レベルと、世界チャンピオンの差

さてさて、それで晴れて日の丸プレイヤーに慣れたとしよう。しかし世界チャンピオンと国の代表レベルは雲泥の差である。国の代表であれば、国間の文化の差を生かしてその国では聞いたこともないようなことに取り組めば、代表にはなれるかもしれない。しかし、世界チャンピオンになるには人気国、要するに本場で頂点に立っている人を倒さなければならない。これは相当にしんどい。というかほぼ無理だ。

終わりに

さて「マイナーなことなら簡単だろう。」印象的には確かにその通りである。しかしながらなんだかんだで、何事にも一国の頂点に行くのは厳しいことがお分かりいただけただろうか。特に日本みたいなストイックな国民性では尚更だろう。世の中そこまでおいしい話はなかなか無い。何かを成し遂げるためには、例えそれが超ニッチで超マイナーであっても、目的達成の為に地道に努力をするほかない。

「学問に王道なし」とはいうが、超ニッチな領域にも「王道」が無いのであれば、もはや世界のどこにも王道(簡単な道)は無いのかもしれない。

それでも興味を持ったそこのあなた、あなたの挑戦を心からお待ちしております。

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Filed Under: スポーツ, ベンチャースポーツ, マイナースポーツ

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慶應義塾大学卒業後、ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所にてウィントン特待生として物理学のPh.D.を取得。外資コンサルにて、国内外のサイバーセキュリティやマネーロンダリング対策を主とした業務に従事し、現在外資系IT企業の研究職としてAI人工知能や量子コンピューター関係の研究を行う。あるスポーツの日本協会会長、国際連盟委員。大学体育研究所研究員。

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