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公開日:2015年8月31日
更新日:2017年1月18日
世界各国には、固有の通貨が存在します。タンザニアでも同様です。額がちょっぴり大きいタンザニアの通貨を紹介します。
タンザニアシリング
タンザニアの通貨はタンザニア・シリング(スワヒリ語:Shilingi ya Tanzania、英語:Tanzanian shilling)と呼ばれ、TZSと表記されます。日本円との為替レートは約1円≒17シリングです。
ちょっと古いですがウィキにも詳細があります。
通常USDとの関係が現在では1USD≒2000TZSなので、米ドルも使える場所が多いです。特にザンジバル島。
通貨
恐らくタンザニアに観光で行く場合、よく見るものは紙幣のみになることでしょう。硬貨はローカルのバスなどに乗らない限り必要になることはあまりないかと思います。実際、私もほとんど硬貨を見ることはありませんでした。
ウィキペディアですら表にないタンザニアシリングですが、2015年最新版の紙幣表裏をまとめました。
10000シリング
ゾウとタンザニア銀行です。この国はゾウが好きみたいです。
博物館のお土産屋で木でできたゾウを買ってしまった。12000シリング。ゾウさんをゾウさんとライオンさんの紙幣で購入。
透かしはキリンです。やはり動物ばかり。
5000シリング
表はサイです。この国は動物が大事みたいですね。
裏はウィキによると、ゲイタ金鉱らしいです。どこでしょうね。
昔のものにはザンジバル島ストーン・タウンの「ハウス・オブ・ワンダー(驚愕の家)」というのが乗っていたみたいです。
自分でストーンタウンに行った際に、それっぽいものはありました。
どこが驚愕なんでしょう・・・?
2000シリング
表はライオンです。やはり動物です。肉食動物のほうが安い扱い。百獣の王はゾウさんの1/5の扱い。
裏はザンジバル島ストーンタウンの旧アラブ砦。
ミニバスに乗っているときに、「なんだこれ?」と思って撮った写真がそれっぽい。
1000シリング
ここへきてやっと人になります。聞くところによると大統領。大統領は安いんですね。
ジュリウス・カンバラゲ・ニエレレ(Julius Kambarage Nyerere, 1922年7月19日-1999年10月14日)は、タンガニーカ及びタンザニアの政治家であり、同国の初代大統領。
裏はまたしてもストーンタウン。パレス博物館。
他の方のブログを参照ください。
タンザニア生活日記:ザンジバル旅行1日目(ストーン・タウン編)
500シリング
ここでも人です。安くなるごとに人になります。この国の動物と比較しての人間の扱いって…。
英語版のウィキペディアにすら誰だか書いてありませんでした。
ここまでの流れ的に予想すると、ザンジバル島の大統領関係の人かもしれません。
Tanzanian shilling – Wikipedia, the free encyclopedia
裏はダルエスサラーム大学のホールです
University of Dar es Salaam – Wikipedia, the free encyclopedia
硬貨にも確か動物と肖像画が描かれていました。一回だけ見ましたが、写真撮り損ねました。
やたら金持ちになった気分を味わえる。ただこれで1万円くらい。
通貨自体がお土産の価値があるようです。楽天市場で2000シリング紙幣(約120円)が900円で出品されていました。安くなるほど人になる。この国の人の扱い!!!
逆にいえば動物を大事にしているといえばその通りなのかもしれません。同じことを思われているブログがありました。
バッファロー < ニエレレさん < ライオン < その他諸動物
大統領の立場がちょっと微妙なんじゃありませんか~
物価
物価は店によってまちまちです。地元民向けのレストランと観光客向けのエリアでは値段が10倍違うこともあります。例えば、インフォーマル居住区(スラムのような地域)の市場で売っていたドーナツは100シリング≒6円
終わりに
通貨を観察するのも、結構面白いもんですね。