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公開日:2016年2月28日
更新日:2019年7月15日
人間は、自分の強みを生かすと、効率も幸福感も成果もアップするそうです。さて、自分の強みはどうやって見つければよいでしょう?今回紹介するのは人の強みを診断するテストです。
VIA-ISとは】強み診断テスト・ツールポジティブ心理学【日本語/無料/要素】
VIA-IS(Value in Action Inventory of Strengths)テストは、ポジティブ心理学の観点か開発された「強み」を診断するテストです。
Learn Your Character Strengths, Take the Via Survey on Character
VIA-ISテスト
このテストの日本語説明は、以下のようになっていました。
米・ペンシルベニア大学公式ウェブサイトである「Authentic Happiness」で、ポジティブ心理学の第一人者であるクリストファー・ピーターソン博士とマーティン・セリグマン博士が開発した、強み診断ツール「VIA-IS」を無料で受講できます。この測定テストは世界で200万人以上の人々に使用された、最も信頼出来る診断ツールの一つです。
「VIA-IS」における強みは、全部で24に分けられ、そのうちトップ5の強みが「特徴的な強み」とされています。この「特徴的な強み」を仕事などで工夫して活用することで、仕事の満足感や充実感が向上するという研究結果も報告されています。
www.jppanetwork.org
要するに、多くの人に利用された信頼の置ける無料診断ツールだそうです。
ポジティブ心理学とは?
ポジティブ心理学(ポジティブしんりがく、英語: positive psychology)とは個人や社会を繁栄させるような強みや長所を研究する、近年注目されている心理学の一分野である。ただ精神疾患を治すことよりも、通常の人生をより充実したものにするための研究がなされている。即ち、ポジティブ心理学は、デベロップメント・カウンセリングの一分野である。
名だたる心理学の研究者が行ってようで、世界で何百万人も利用しており、かなり評判も良いようなので、やってみるのもいいかもしれません。
日本ポジティブ心理学協会
なんと日本に協会もあり、その協会のページにも本テストのことが記載されています。
www.jppanetwork.org
受診方法
アカウント登録
メールアドレスその他を入力してアカウントを取得します。メールでの宣伝の受信有無などを設定。もちろん「受け取らない」も設定できます。
診断テスト
「非常に当てはまる。当てはまる。中間。当てはまらない。全く当てはまらない」の5段階評価の質問120項目を行うと、24項目があなたの性格に当てはまる順に表示されます。日本語は無いと思っていたものの、どうやらあったようです。
結果表示
結果が24項目が1番から24番まで順番に並べられ、特に上位5つが診断者の「強み」となるようです。
さらに詳細なものが有料で買える
一般的なものは無料ですが、さらに詳細な結果のものが有料(10ドル?50ドル?)で購入できるようです。
このテストの利用方法
世界的に有名な診断テストのようで、日本語でもブログなどで様々なコメントが出ています。
「VIA-IS」における強みは全部で24種類に分類され、そのうちトップ5の強みが「自分を特徴づける強み(Signature Strength)」とされています。これらの強みを生活や仕事などで活用することで、人生の満足感や仕事の充実感が向上するという研究結果も報告されています。
このVIA-ISですが、個人の自己理解だけじゃなく、集団の人間関係にも影響を与えられるんじゃないかなと最近思うわけです。
会社で同僚にも測定してもらいまいしたが、お互いの強みを知るってのはいいなーと感じたということです。
なぜなら、VIA-ISという共通言語で会話ができるし、お互いの強み(や弱み)が分かるので、仕事の役割分担や強みを活かした人事異動・配置などができそうだな、と。上司部下の関係などでもこれは同じだと思います。
個人的な結果
さて、一応このブログは私の個人ブログなので、個人的な結果も載せておきます。個人的にやってみましたが、上位5つは、1.好奇心(Curiosity) 2. ユーモア(Humor) 3. 想像力(Creativity)でした。4.忍耐力(Perspective) 5. 審美眼(Apprecition of Beauty and Excellence)
日英訳対応はこちら。
1位:愛情(Capacity to love and be loved)
2位:ユーモア(Humor and Playfulness)
3位:スピリチュアリティ(Spirituality, Sense of Purpose and Faith)
4位:好奇心(Curiosity and Interests in the world)
5位:希望(Hope, Optimism and Future-mindedness)
6位:感謝(Gratitude)
7位:公平さ(Fairness, equity, and justice)
8位:柔軟性(Judgment, critical thinking, and open-mindedness)
9位:創造性(Creativity, ingenuity, and originality)
10位:親切心(Kindness and generosity)
11位:熱意(Zest, enthusiasm, and energy)
12位:勇敢さ(Bravery and valor)
13位:審美眼(Appreciation of beauty and excellence)
14位:寛容さ(Forgiveness and mercy)
15位:リーダーシップ(Leadership)
16位:向学心(Love of learning)
17位:チームワーク(Citizenship, teamwork, and loyalty)
18位:社会的知能(Social intelligence)
19位:忍耐力(Perspective wisdom)
20位:誠実さ(Honesty, authenticity, and genuineness)
21位:大局観(Industry, diligence, and perseverance)
22位:思慮深さ(Caution, prudence, and discretion)
23位:自己調整(Self-control and self-regulation)
24位:慎み深さ(Modesty and humility)
まあ、そんなもんですかね?
好奇心はありそうですね。なんか最近記事書くにしてもとりあえず検索している感じがする。そもそもこのテストも本に書いてあったからということで「興味本位」でやってみたくらいなんで。
ユーモアがあるならこのブログもっと流行っててもいいと思うんだけどなぁ・・・。
創造力ありますかね。どうなんでしょう。一応モノ作ってはいますけども。
忍耐力。あるんでしょうかね。粘り強さとしつこさは紙一重な気もしてしまう。
審美眼。そもそも意味が分からなかったのでぐぐったところ。「審美眼:美を的確に見極める能力。」これでもなんだかよくわからないので、もうちょっと調べていたら次のブログが見つかった。
「自分のためだけに作られたものが、自分のためだけに発しているメッセージに気付く」能力のことです。
例えばですね、何の知識も持っていない、作品の背景もまったく知らないはずなのに、「好き」とか「面白い」とかいう感情の何百倍も強い引力で、自分に”語りかけてくる”作品というのがあります。ただし、あなたの隣の人にはそのメッセージは聞こえません。それはその作品が、「あなただけ」に発しているメッセージです。あなたの隣で同じ作品を鑑賞している人に、それは何の意味ももたらしません。
んー、一般的に言えば「正しく見分ける眼」ってことみたいですね。これ特に「人を見る眼」って言っても良さそうです。さてどうでしょうか。確かに「これはいけそう。」「これはやばいかも」って言うことに、比較的気付くようにはなってきたような、気は、しなくもない、かな。特に人に関しては「この人はちょっと・・・」っていうのに敏感になったような気もする。
審美眼調べていたら・・・
直接は関係ないですが、審美眼を調べていたら、こんな診断を発見!
やってみた結果がこちら!
おお、VIA-ISの通り「見分ける眼」があるのかもしれません。なんてちょっと思った。
ついでに「自分ならどうするか?」で女性版をやってみた結果がこちら。
あれ、いい男らしいよ!やっぱり! まああくまでただの診断テストですから。
このシリーズ面白そうなので、ひたすらやってみるのも面白いかも。
個人的に思う有効な用途
就職活動中の人
就職活動、特に大学生の間では「自己分析は重要」と散々言われてはいますが、なんだかんだ自分を自分で見ようとすると、主観による偏見が入ります。
こういうテストを利用すればある程度は客観的に判断する1つの指標となりえるのではないでしょうか。
採用する側の人
なんだかんだ個別でテストを作るとサンプル数は少なくなり、統計的に見た信憑性にかけてきます。また費用もかかります。この診断を使えば、無料だしデータ数百万はあるようですし、いいのではないでしょうか?
ただし、採用されようとして、診断者が理想の人物を装って診断をしようとすると、別人格の結果が表示されてしまいますね。ただ、そんなことをして就職活動をしても、結局は自分とは別の人格の人に合わせた判断、つまり本当の自分にあわない判断をされてしまうことになるので不利益をこおむるのは本人なんでしょうけども。
興味本位
やっぱこれに尽きるんじゃないでしょうか?眠っている才能を発見!みたいな。ちょっとあれですかね。アニメとかゲームとかに影響されすぎでしょうかね。
終わりに
就職活動の自己分析などにも有効なんじゃないでしょうか?とりあえず、興味本位でもやってみるといろいろ楽しいかも。