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ワールドカップ「忖度ジャパン」的スポーツマーケティング戦略

2018年5月31日

目次

  • 忖度ジャパンマーケティング
    • 日本代表枠を「販売」
    • 有名人・芸能人などに出てもらう
    • 広い意味での「ユーティリティ」
    • バランスは肝心
    • 明示するのが厳しいのであれば「総合的判断」
      • 関連記事(自動アルゴリズム)
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公開日:2018年5月31日
更新日:2018年9月18日

日本代表、史上初のベスト8をかけたワールドカップ。ポーランド戦での戦略等数々の批判を受けながらも決勝トーナメントに進出。

ベルギー戦では、一時期2-0と日本が優位に。

惜しくも後半93分のラストプレイでにベルギーにカウンターを決められ、惜しくもベスト16敗退となりました。

さて、今回のワールドカップのメンバーは、ハリル監督の電撃解任と合わせて、世論では、スポンサーの意向を汲んだ「忖度ジャパン」とすら呼ばれていました。

日本でも競技人口が多く、スポーツとしては最も注目され、メディアでも大々的に放送され、純粋に見て楽しむ人が多いサッカーであったから問題になったという面が大きいかと思います。

一方で、国内にプロもなければ、実業団もないスポーツにおいては、この「忖度ジャパンマーケティング」が有効なのではないでしょうか?

忖度ジャパンマーケティング

ワールドカップは、世界的にテレビでも大々的に取り上げられニュースにもなる注目されたイベントです。私を含め普段サッカーを見ない人ですら、勝った負けた、と世界中で一喜一憂しています。サッカーは既に資金的にも知名度的にも潤沢です。スポンサーも企業提携も豊富です。純粋にサッカーが好きで観戦している人も星の数ほどに上ります。

一方で、我々がベンチャースポーツと呼んでいるスポーツではどうでしょうか?プロや実業団はもちろんない。資金は厳しく、スポンサーも付くだけでありがたい。一般には、純粋に結果が気になって試合を観戦している人どころか、試合していることすら分からない、そもそもスポーツの競技自体がさほど知られていないというのが、現状としてあります。

そんな中では、国際大会で純粋に勝ちに行ったとして、仮に勝てたとしても、得られるものは関係者の自己満足くらいでしょう。
(もちろんスポーツ自体が、プロや実業団選手でない限り自己満足というのはあります。)

その状態ではいくら勝とうが活躍しようが、知名度向上、資金力の向上にはなかなか貢献しません。なぜならば前提として、存在が知られていないため。

 

そんな中で、知名度を上げ、資金力を付けるために、今回のサッカーのワールドカップ選考で話題になった「忖度ジャパン方式」をふんだんに利用するというのはどうでしょう?

この忖度も少し広くとらえます。サッカーの例では、スポンサーに対する金銭的な面における忖度が焦点ですが、言ってみれば、「サッカーの実力以外の側面」に重点を置いたという点があげられます。

 

では「スポーツ以外の能力」を重視するという見方ができます。具体的な方法を考えてみます。

日本代表枠を「販売」

大半のメジャーではないスポーツの協会は資金難にあえいでいるはずです。

スポーツ自体はさほど知られていなかったとしても、「日の丸プレイヤー」や「日本代表チーム」には一定のプレミアがあります。

この日本代表の枠を「販売」するのはどうでしょう?

具体的には「寄付金額が一番高かった人を、次回大会の日本代表メンバーに入れる。」などです。

これならオークション原理も働いて、ともすれば金額も吊り上がります。

個人競技だと厳しいですが、団体競技であれば、先述のサッカーでさえも、日本代表へ選出はされたものの、出場機会に恵まれなかったという例はいくらでもあるはずです。

 

有名人・芸能人などに出てもらう

どこかに書きましたが、知名度と競技人口はスポーツの資産です。では、知名度を上げるためには、有名人の趣味という方向で広めるのはどうでしょう?

セグウェイに乗ってやる「セグウェイポロ」はアップルコンピューターの創業者であるスティーブウォズニアック氏が取り組んでいるスポーツとして話題になりました。日本でも一時期、オードリー春日選手の影響で、フィンスイミングも話題になりました。

むしろ積極的に企画を営業しに行ってもいいくらいでしょう。

広い意味での「ユーティリティ」

サッカーの日本代表でも話題に上がることですが、複数のポジションがこなせるユーティリティ選手のほうが、メンバーへ選出されやすいという傾向はあるようです。

これは選出する側としても明らかのはずです。多くのオプションがある方が使いやすいですから。

サッカーを代表するメジャースポーツ以外では、このユーティリティをもう少し広くとらえましょう。

そのスポーツが上手いだけではなく、広報が出来るであるとか、人材マネジメントが出来る、ウェブサイトが構築できる、資金を引っ張ってこられる、各種ネットワークを持っている等々、スポーツの強さだけではなく、競技自体の知名度向上や運営への貢献ができるような人材を積極的に登用すれば、付加価値の高い、ユーティリティ高いチームになります。

 

企業で例えるとこうなります。

業界でも有数の大企業になれば、細分化した1つの能力に特化した方が、戦力として有効になりやすいです。例えばプログラミングの特にC++が得意である等。

一方で創業間もないベンチャー企業では、人材含めリソースが不足しがちなため、いろいろできる人の方が重宝されるのと構造的に似ています。例えば、プログラミングだけではなく営業等他の仕事もこなせる等。

 

その他コネや話題になりそうなものなら、何でもありでしょう。

プロや実業団でない限り、スポーツは趣味の領域を出ないという現実はあるので、スポーツだけではなく、個々の選手の本業その他との総合力・付加価値で上手く活性化させていくことが、スポーツ界全体の発展につながります。

バランスは肝心

とはいえ、スポーツである以上、さすがに下手過ぎると目も当てられないため、ある程度上手い、というのはあります。ラケット握ったことないけど寄付金がすごかったらからと言って、ラケット競技の代表にするのはさすがに問題です。

運動音痴のイラスト

 

明示するのが厳しいのであれば「総合的判断」

サッカーの「忖度ジャパン」もそうですが、選出側は「忖度しました」とは明言していません。あくまで世論であり噂です。

その場合には便利なマジックワード「総合的判断」というものがあります。ただこれ、表現を変え、形を変え、様々な分野で使われていませんか?

就職活動の「顔採用」、「学歴フィルタ」。婚活の「年齢」や「年収」。明示はしていないけど暗にそれだよね?と感じられるものが多々ありますが、なかなか明言はしません。人種差別その他も同様です。名言は絶対にしません。したら下手をすれば犯罪になる国すらあります。

もし明示できるのであれば、明示した方がその効果も出てくるでしょう。上記の方法では、「マルチタレントでスポーツ得意な人、日本代表になりませんか?」と明確なメッセージを出せば、多芸な人材が集まりやすくなります。

スポーツ大会もそうですが、大会に向けたメンバー選出の試行回数は「1回」です。ビジネスその他多様な分野では可能なトライアンドエラー・対照実験・A/Bテストは出来ません。この点をうまく利用して勝利と、社会へのアピールの両立を考えることが長期的に見て利益につながります。

似たような「ユーティリティ人材」をうまく使う方法は、スポーツに限らず、発展途上の業界で広く応用可能ですし、注意深く見れば世の中にあふれています。

賛否両論あるのは明らかですが、大手広告代理店がやっていると考えられている(噂されている)方式なのですから、広告・知名度向上には効果があるのは半ばお墨付きです。大会に勝ちに行くのと、広く社会へ宣伝をするのバランスを考えて、両方を戦略的にやっていくことが重要ではないでしょうか?

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慶應義塾大学卒業後、ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所にてウィントン特待生として物理学のPh.D.を取得。外資コンサルにて、国内外のサイバーセキュリティやマネーロンダリング対策を主とした業務に従事し、現在外資系IT企業の研究職としてAI人工知能や量子コンピューター関係の研究を行う。あるスポーツの日本協会会長、国際連盟委員。大学体育研究所研究員。

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