目次
公開日:2015年10月2日
更新日:2019年7月15日
はじめに
組織に所属すると、年次会議(いわゆるAnnual Generam Meeting, AGM)はつきものです。奨学財団でも例外ではありません。Naverまとめなどでも取り上げられ、一部の人々の間では年々知名度が高まっている、毎年恒例となっている船井情報科学振興財団Funai Overseas Scholarhipの交流会、2015年度の模様をお伝えいたします。
おそらく財団の交流会をブログ記事にするのは本記事が初めてでしょう。公式ページの報告書の内容には載っていない様なことを補足的に、本記事を記述します。
会場
まず日程は2015年7月31日から8月3日の3泊4日で行われました。主会場はMarriott Hotel Kensingtonです。
このホテルはロンドンでも高級地として知られるケンジントンに位置しています。
尚、交流会は毎回Marriott系列のホテルで開催されてきました。
第一回はニューヨーク marriott marquis new york
第二回はJ.W Marriott Washington D.C
今回もこの傾向は踏襲されました。
コンテンツ
去年までは、ゲストの先生がいらっしゃいましたが、今年は都合がつかなかった様子で、今回は学生同士の交流が主体となりました。
初日
初日はまず、顔合わせ食事会。
マリオットホテル内の会議室にて約10人掛けの円形状テーブルにそれぞれ島のような形で着席。自己紹介を交えつつ3コースの料理を頂いた。
その後、非公式ではあるものの、Marriott Kensingtonから徒歩1分のところにあったチェス柄模様洒落たダイニングバー Check Mate Barで非公式の二次会を開催した。非公式の割にはほぼ全員参加となり開催しがいがあった。
第2日
交流会といっても、ただの遊びではなく、同学年はもちろんのこと、先輩後輩の垣根を越えて、学生同士で交流を図ることを目的としています。
まずは上の代先輩方の発表。詳細は公式ページを参照。
クイズ大会
積極的に交流をはかるために、グループ対抗のクイズ大会が行われました。
Keep Calm it’s Quiz Time!
作成してもらったクイズは奨学生の幅広い好奇心を反映しており、研究に根付いたものから、開催地であるロンドンに因むものまでとても工夫されていた。各問題を熱心に議論し考えてもらったおかげで本番は大いに盛り上がった。特に、答に納得が出来ない問題については,終了後も皆で大きな輪をつくって議論を続けていた光景は印象的だった。田中秀宣 記
様々な分野の難問奇問から、常識クイズのようなものまでいろいろ有り興味深いものが多かった。
準備してくれた方がオックスフォード大学の人であることもあり、景品はオックスフォードにちなんだものが多かった。
ちゃっかり優勝してオックスフォード大学の時計を貰ってしまいました!現在目覚まし時計として利用していますが、音は案外普通の電子音。ピ・ピ・ピ・ピ、ピ・ピ・ピ・ピ。
その後ミニポスターセッション。A4の紙にポスターを印刷し、グループで説明。参加者の各々の分野は相当に異なっているので、かなり面白いものとなった。
雰囲気的にはケンブリッジのカレッジのGraduate Conferenceのようなものであった。当時の発表を張っておきます。これくらい軽い感じの雰囲気であった。
-Frustrated Materials- Cambridge Graduate …
夕食
夕食はMarriottから徒歩で5分ほどの、Yashin Ocean House。
通常のレストランかと思いきや、かなり変わったメニューが多く、食事だけでなく料理のデザインなどにもかなり目を奪われることとなった。
カプチーノかと思いきや、味噌汁。ティーカップを箸で食事するというまたとない経験となった。
刺身テーブルがドライアイスの雲でより幻想的に。
味もよく、日本酒もかなりおいしかった。日本にいるのではないか?という錯覚に陥った。
第3日
午前中はグループに分かれてロンドン散策。私はバッキンガム宮殿へ向かった。正面からは何度も見たことがあったが、中へ入場したのはこれがはじめてであった。バッキンガム宮殿内は撮影禁止であるため、例によってGoogle検索を参照ください。
全体的にヴェルサイユ宮殿やシェーンブルン宮殿と同じような雰囲気であった。宮殿ってどこも似たような造りなんですねぇ。
(実は建築業者が世界共通だったりは・・・、しないですかね・・・?)
午後、English National Operaにてバレエ鑑賞。ホールがもはや映画のセットなのではないかと思うほどの建築構造であった。
講演自体は「これもバレエというのか・・・!」という感じの前衛的なものであった。
午後は、English National Operaにて、100年に一人の天才と称されるバレエダンサー、シルヴィ・ギエムの引退公演を鑑賞した。古典的な枠組みにとらわれない自由な表現を重視する現代的なバレエで、時には地を這うような動き、軽やかに飛び跳ね、自由自在に体を動かすシルヴィの姿が印象的であった。最後の演目が終わった瞬間、会場から拍手喝采が沸き起こり、シルヴィとの別れを惜しむファンの熱気に包まれた。五十嵐歩美 記
ディナークルーズ
夜のディナーは、テムズ川でのクルージングでした。なんと先頭の景色が見えるVIP席。
クルーザーのデッキから。この角度でビッグベンと国会議事堂を見る機会はなかなかないだろう。
この角度からのタワーブリッジも、なかなかないだろう。
楽しい三日間でした。
上記のように船井情報科学振興財団のFOS奨学金では、支援のほかにもこのような交流会が行われるなど、かなり好条件のサポートをしていただけます。
海外のトップ校PhDコースへ出願を予定している方は応募されることをおすすめします。