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公開日:2016年6月1日
更新日:2019年7月15日
日に日に海外大進学者数が増えている今日この頃ですが、進学に際しに奨学金があると有利・場合によっては不可欠です。大学留学向けの奨学金を提供している財団のひとつつである船井情報科学振興財団の2017年度の募集要項が公開されました。
主な変更点
2017年度から高校を卒業し、直接海外の大学に留学し学部留学を目指す学生に対しての事業を開始する点があります。順にみていきましょう。
学部留学
第一回となる今回は3人の募集で、支援機関は4年間となっています。支援内容も上限40000ドル。
3. 募集人員
3名程度
4. 支援期間
学部留学の4年間
5. 支援内容
授業料全額+医療保険費(40,000ドルを上限とする。)
益田隆司 船井情報科学振興財団業務執行理事もこの件についてブログに書かれています。
日本の大学に通う場合にも、学部学生の場合には、家庭負担があるのが普通です。地方から東京の大学に通うとなると、毎年の家庭の経済負担は数百万円になります。4年間では1,000万程度のお金がかかります。アメリカの大学の場合、最も高いのは授業料です。生活費は日本でもアメリカでもそんなに大きくは変わらないのではと思います。そこで学部留学支援については、授業料の支援をしようということにしました。通常は授業料は年間30,000〜40,000ドル程度です。年間40,000ドルを上限として授業料支援をすることにいたしました。
おそらく日本の大学学部が通常4年間であることから、期間は4年間としているように見えます。上記のブログからは「海外≒アメリカ」の傾向がやや強すぎる印象を受けます。Googleでも「海外イコールアメリカ」と予測変換が出るくらい、日本では政治的にも歴史的にも戦後、「海外と言えばアメリカ」という認識がまだ残っているのでしょう。有名な例では、日本の英語教育はアメリカ語である、などというのも有名な話ですが、こういうのは日本とアメリカ以外に行ってみないとわからないことかもしれません。
(Google)
「日本人 アメリカす」でこのように表示された。きでは企業・求人が表示された。
(Google)
しかし世界にはまだ200ヶ国先進国だけでも数十か国程あり、それぞれの国の教育で長所短所があると思いますので、志願者各自、自身の意図に合った国の意図に合った大学に進学され、活躍されることを心より期待しています。
これも、私が現在イギリスにいることと、その前はドイツにいたことによって、文化的に影響されているという点ももちろんあると思います。もっとも、私は高校生の頃は海外の大学に進学する、という発想は全くありませんでしたが。英語も全然授業受けたり研究するとかいうレベルじゃなかったので。高校卒業後に、どこへ行ってもすごいと思います。
大学院留学
学部留学の枠の関係で、昨年は12人程度だった枠が10人程度に変更になったこと以外は同様のようです。