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公開日:2017年2月3日
更新日:2019年7月15日
もはやご存知のように、ブログの写真、特に旅行記の挿入画像は、自ら撮影しているものを使っています。最近ふと思えば、いろいろなところにで観覧車を見かけました。観覧車をテーマに写真を撮ったものをまとめます。イラストもいいですが、画像もいいですね。
観覧車から見える風景を期待してきた人は、すみません。少し趣旨が違います。ただそもそも「観覧車から見える風景」は、高い建物から見える景色とあんまり変わらないと思いますよ。
観覧車のある風景
単体で観覧車を撮っても、何が何だかわからないので、町のシンボルと共に写すことにした。また、自分で撮るのが困難であった場合は他から拝借してきました。
題名:観覧車のある風景
(A) London Eye and Big Ben, London UK, http://www.iorise.com/?attachment_id=2695Westminster,
(B) “Cambridge Eye” and Our Lady and the English Martyrs, Cambridge UK
(C) Grande Roue de Paris and Le tour Eiffel, Paris, France
(D) Cosmo Clock 21 and Yokohama Landmark Tour, Yokohama, Japan、https://bestofinsta.org/tag/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF21
いきなり拝借ですいませんが、まず左上はイギリスはロンドン、ロンドンアイとビッグベン。これはロンドンでもかなり有名な景色ではないでしょうか?
ロンドンアイは少人数の観覧車ではなく、約25人ほどが一つのゴンドラに乗ります。
カプセルは32個設置され、各々約25人の搭乗が可能である。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4
ビッグベンはもはやイギリスで最も有名な建物と言っても過言ではないでしょう。なお正式名称はエリザベス・タワーです。
ビッグ・ベン(Big Ben)は、イギリスの首都ロンドンにあるウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)に付属する、時計台の大時鐘の愛称。現在では、転じて時計台全体・大時計そのものの名称として使われている。
時計台の正式名称は「クロック・タワー」 (Clock Tower)であったが、エリザベス2世の在位60周年を記念して「エリザベス・タワー」(Elizabeth Tower)に改称されることになった。
映画や物語の題材にもなり、ピーターパンがビッグベンから右から二番目の星に向かって飛んでいくのは有名な話です。なおこの写真もよく見るとピーターパンが時計の針に止まっているのが確認できます。目を凝らしてみてみてください。
…見えないですか?もしかしたら見えない人には見えないのかもしれませんね。
右上は、イギリス・ケンブリッジ。ロンドンアイと比べたら「ケンブリッジアイ」と言えるのではないかと言って勝手に言っているだけで、正式名称は分かりません。移動遊園地のひとつのアトラクションで、年末年始にサッカー発祥の地「パーカーズピース」に建っていたものを撮影しました。この時期には、後述の赤レンガ倉庫や赤坂サカスに設置されるような移動式スケートリンクも登場します。
この観覧車とともに映るのは、教会:Our Lady and the English Martyrs
結構大きい教会です。ただし、街のシンボルか?と言われると怪しいところではあります。キングスカレッジチャペルなどのほうがケンブリッジのシンボルとしては有名でしょう。やっぱりこの景色のほうが有名ですね。
詳しくはこちらの観光記事を参照ください。
ケンブリッジを観光しよう!おすすめ一日観光名所モデルコース前編
左下はフランス、パリ。エッフェル塔と観覧車。年末にパリを訪れた際に撮影しました。エッフェル塔も建設時には猛反対を受けていたようですが、今ではすっかり町のシンボルとなっています。この観覧車は、ケンブリッジのもの同様、季節限定で建てられています。
Wikipediaにも同じ趣旨の写真がありました。
勝負になっていないくらいのクオリティの差ですね。言い訳をする必要もないですが、やはり50ポンド(7000円)のスマートフォンのカメラでは厳しいものがありますね。最も、いいカメラであっても使いこなせない自信はあります。
他の角度から、コンコルド広場の噴水とともにとったものはこちら。これのほうがよっぽどそれっぽい感じはする。
コンコルド広場は、ルイ16世とマリーアントワネットの処刑場として有名ですが、それ以外にもいくつか建造物があります。
詳しくは他の方の記事を参照ください。コンコルド広場の噴水前で記念撮影
最後に右下はみなとみらい21地区のランドマークタワーとコスモクロック21.私が横浜育ちだからでしょうか、観覧車といえばこちらのコスモクロック21が出てきます。
観覧車について
さて、このまま終わってしまうと、ただ素人がそれっぽく取った写真の個展記事で終わってしまう。それはどうかと思い、観覧車についてまとめておくことにした。
そもそも観覧車とは?
ところで、観覧車とはそもそも何でしょう。文字通りに解釈すれば、何かを観るための車、ということになります。意味的にはヨーロッパの各地で観光目的用のバス、こちらの方が「観覧車」の意味には近いように感じるのは私だけでしょうか。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:City_Sightseeing_bus_in_Manchester_D258_FYM.jpg
https://www.stagecoachbus.com/promos-and-offers/east/city-sightseeing-cambridge
Wikipediaによると、原型の段階から、景色を見るための装置であったのは間違いないようです。
観覧車の原形は、18世紀初めモスクワに登場したロシア貴族の遊具であり、あらかじめ車軸に巻き付けてあったロープを人力で引っ張るものであった。さらに17世紀には、木製の大きな輪からたらした鎖に人が乗って、この輪を人力で回すという遊具がオスマン帝国領のブルガリアにあったことが西欧からの旅行者などの記録に残っている。
英語ではFerris Wheel
観覧車は英語では Ferris wheel と呼ばれます。日本語に直訳すると「フェリスの車輪」となります。このままだと意味が分かりませんが、これは1893年にアメリカのシカゴで行われたシカゴ万国博覧会に、エッフェル塔に対抗して建てられた物が発祥で、その際の設計した人物が「フェリスさん」だったようです。
The original Ferris Wheel was designed and constructed by George Washington Gale Ferris Jr. as a landmark for the 1893 World’s Columbian Exposition in Chicago. The generic term Ferris wheel is now used for all such structures, which have become the most common type of amusement ride at state fairs in the United States.
https://en.wikipedia.org/wiki/Ferris_wheel
現在のモーター駆動による機械式の観覧車は、1893年にアメリカ人技師のジョージ・ワシントン・ゲイル・フェリス・ジュニアにより開発されたものであり(観覧車の英名「フェリス・ウィール」は彼の名にちなむ)、シカゴで開催されたシカゴ万国博覧会 (World Columbian Exposition) のアトラクションの1つとして建設された。これはパリのエッフェル塔に対抗して作られたものであり直径75.5m、2,160人乗りと当時としては巨大なものだった。1995年に再建されたシカゴNavy Pierの観覧車は直径も42mと小さなものになっている。
ということは、さっきの「エッフェル塔と観覧車」はかなり因縁のある写真ということになります。写真1つでも様々な物語ができてしまう不思議。
なお同様にWikipedia情報ですが、世界で最大なものは、ラスベガスの「ハイ・ローラー」、日本で最大のものは、2016年に建設された「REDHORSE OSAKA WHEEL」です。
確かに、ラスベガスに行った際に、観覧車はありました。あれが最大だったとは。この記事を書いているときに「知っておくべきだった」と少々後悔しているところです。
なお、「ハイ・ローラー」はポーカーの高額参加費大会を指します。おそらくこれとかけているんでしょう。どうにかとっていた写真はこちら。
観覧車でのデート
観覧車は乗ると、二人っきりになれる反面、気まずくなってもガラスを割って怪盗キッドみたいにハングライダーで飛んでいくくらいしか逃げ場がないので場が持たない人には諸刃の剣のようです。確かに、てっぺんまで行くと角度的にはほかのゴンドラからは見えないので、絶好と言えば絶好でしょうね。ついでに吊り橋効果もあります。
詳しくは他の型の記事を参照ください。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/datespot/dc/kanransha/
http://kitemiteoasis.com/4470.html
観覧車に乗ると、上空にいる時間が、上昇や下降時間よりも長く感じる「空中散歩」状態になるとよく言われますが、これは錯覚でも何でもなく、等速度で円状を動く物体の直線への射影を考えれば分かりやすいです。
その場合高さ(h)=sin(時間t)の曲線となり、実際に観覧車のゴンドラの高度は、高くまでいった場合には、上り下りと比べると長い間高高度で滞在するようになります。
よく考えたら、観覧車にはしばらくのっていません。別に「非常に遅く、しかも全く元の位置に戻ってくる乗り物に乗るというのは、非合理的である。」とか言いたいわけではない。長くなったのでこの辺で。