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公開日:2017年7月10日
更新日:2019年7月21日
ブログの実名に関し、以前このような記事を書きました。
実名顔出しブログ写真公開理由【Facebook/メリット/デメリット/匿名/危険?】
今回は、実名でブログを続けてきて約2年たった今、実体験に基づく実名ブログのメリットやデメリット効果や、どういう人にはおすすめ、ということをまとめます。
実名ブログの実体験に基づくメリットとデメリットまとめ
実名(体験談)
メリット
依頼が来やすくなる
メリットはこれ一点に集約されます。
実名でブログを書いてから、テレビや他のメディアからの寄稿・取材などの依頼が来るようになりました。そのほかいろんな分野の相談や、卒業したらどうすrのか、うちに興味ないか?といったヘッドハンティング?の依頼まで様々。
今度こういう協会をやるから外部委員をやってほしいとかまで。
仮にブログをやっていなかったら、知られることがないので連絡が来ることはなかったでしょう。
デメリット
変な批判にあう
私はそこまでないですが、変な批判にあうこともあります。「天才過ぎてバカ」というのまで。もはや批判になっていません。
これが私が感じる実名ブログの欠点です。
2ちゃんねるに「なりすまし」が現れたりもしました。2ちゃんねるは私は書き込み方が知らないので書けません。そもそも何かを書くならブログに書くでしょう。
他のサイトではストーカーにあったり、危険な目にあったりする可能性もあると指摘されています。少なくとも自分には何も起きていません。
これはメリットかデメリットかよくわかりませんが、日本人の集まりに行ったら「え、篠原さんですか?」と話しかけられることが多くなりました。
匿名(仮に実名でなかったらどうなったか?)
仮に私が実名でなく、偽名であったらどうなっていたでしょう?
メリット
今のところはないですが、仮に過激なことを書いたりして、炎上しても、最悪ブログ閉鎖だけで他の影響はありません。これが最大のメリットです。本質的に同じですが、に好き勝手書くことができます。私の場合はそんなことをしているくらいなら、他のことをやると思うので、結局のところ恩恵はありません。
デメリット
書けることが制限される
あれ?逆じゃない?と思ったそこのあなた。その意見もあります。まあ聞いてください。
もし匿名であれば、特定を避けるために書けることが制限されることになっていたことかと思います。
例えば「イギリスの大学院・物理学専攻の大学院生。スポーツ選手で日本代表。」としていたとします。
この状態で、ケンブリッジ大学の詳細なことを書けば、一瞬で特定されます。
またスポーツ選手というのも、コーフボールと書けば、これまた一発で特定されます。
結果、偽名を使っている際に特定を避けるためにはこのブログで書いていることは、書けることがなくなっていきます。
ブログ外で自分に起きたことを紹介できなくなる
書けることが制限されるとほぼ同義ですが、執筆者本人に対して、外で起きたことをブログに持ち込めなくなります。
おかげさまで最近では、国内外問わず、様々な分野で表彰や特集をいただいております。
その際には、概ね「篠原肇さんが〇〇賞を受賞」等の紹介で、思いっきり名前が出ます。英語でも同様です。
しかし、仮にブログが偽名だと、このような他のメディアから取り上げられた例などを紹介することができなくなります。
おそらく表彰された、ということを知ってさらに表彰された例もあります。
これらの実績をもとにアドバイザーを依頼されたりなど枚挙にいとまがありません。
そういった副次的効果を得ることが出来なくなります。
依頼の数が激減している
テレビなんて顔出しが当然ですし、その他の寄稿や取材・講演依頼などもほぼ例外なく実名でしょう。仮に匿名であったら、それらが全く来なくなっている可能性があります。
どういう人が実名向き・匿名向きか?
では、上記を踏まえて、どのような人が実名向きで、どのような人が匿名向きかを整理します。
実名向き
実名向きなのは、端的に言って「ブログだけで完結していない人」でしょう。芸能人やスポーツ選手などはもちろんのこと、各業界で知られているような人は実名の方がよいでしょう。
多少なりともキャッチーなものがある人は、実名の方が得られるものが多いように思います。例えば、日本人初など。(個人的には最近は、これに価値を感じなくなってきていますが…。)
私の実感では、実名のメリットは「ブログ経由で他の依頼が来やすくなること」です。
ということは、ブログを読んで「この人に依頼したい」と思われるような、経歴や実績が必要です。
それらがない場合には、仮に読まれたとしても「ふーん」と素通りです。
私の場合にはそもそも、支援いただいている船井情報科学振興財団奨学生レポートという、実名で公開されるレポートの存在がありました。
むしろ仮にブログを匿名でやっていたら、簡単に特定されていたことでしょう。
実績に関してはまだまだなので、実名でブログを続けつつ、実績も上げていきたいと考えています。
匿名向き
対して匿名の方が有効なのは、過激な発言や、とても実名では言えないようなことを書いている人が挙げられます。
また、他のメディアから取り上げられることがなかったり、特に特筆するべき成果を上げていない人は、匿名の方が良いかもしれません。
これが「上のいうことが制限されるの制約」に当たる部分です。本名で検索して何もヒットしないなら匿名のほうが好き勝手書けると思います。
もちろん、一部の実名では言えないが、言いたいことがある場合にその部分だけ匿名のサイトやアカウントを作るというのはあり得ます。
もっとも、匿名アカウントと実名アカウントが両方ある場合にはそれらの共通点から実名の方が特定されるなどの危険性があるので、炎上に最も近いのは、言うまでもありません。
終わりに
もちろん上記の説明には、多数の前提や暗黙の了解を含んでいます。それらを逐一考慮していけば、新たな見地も見いだせるかと思います。
個人的な結論では、ブログだけで完結せず、他の分野でも他のメディアから取り上げられたりするような人であれば、実名の方が一貫性があり、効果的です。
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