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公開日:2017年4月30日
更新日:2019年7月21日
たまにポーカーのことについてもこのブログに書いていましたが、今回は、イギリスのポーカー大会に参加しました。大会も普通の大会ではなくイギリスの学生を対象にした大会United Kingdom Student Poker Championship(UKSPC)です。
初心者用まとめはこちらの記事を参照ください。
超初心者向け!海外ポーカー大会の参加方法/注意点/準備/持ち物
United Kingdom Student Poker Championship(UKSPC)
この大会は、数年前から学生を対象とした大会です。大学生や卒業後数年の人が参加できます。
会場のカジノ
会場はCoventryのRicoh Arenaに敷設するGrosvenor Casino Coventry。グロスヴェナーカジノ。
https://www.grosvenorcasinos.com/local-casinos/coventry
リコーアリーナは、コヴェントリーの町の中心からも電車で一駅離れているのでなんでこんなところにカジノ・・・?というのは若干疑問なのですが、まあカジノを移動できるわけでもないので気にすることでもなく、会場に向かいます。
ちなみにグロスヴェナーカジノは日本では、あまりなじみがありませんが試しに検索してみるとこちらの記事がヒットします。
「ルーレット必勝法」で400万円稼いだ男、カジノ入場禁止も本執筆へ。
オンラインサテライト
ポーカーの大会では大体オンラインから参加できるサテライトと呼ばれる予選があります。それを突破して出場すると、当日からの参加費と比べて安く参加できることが多々あります。今回私もオンラインの予選を突破して、チケットを獲得して参加しました。今回の場合は通常の参加の場合は36ポンド、オンラインの予選は5ポンド。よって費用が約1/6で参加できたことになります。
オンラインでチケットを獲得してから行くと、当日「お待ちしておりました。」とちょっとだけVIP待遇を受けることができます。
大会
メインイベント
オンラインで参加権を獲得したのはこちらのメインイベント。参加者は全体で約1000人。私は少し遅れて会場に到着しました。テーブルに着いてからも1時間のうちに何人も敗退していくのを目撃。ひたすら飛びまくっていた(敗退)。時間までは2回まではリエントリーという再参加ができることもあって、敗退した人が戻ってきたりもした。それにしても、すごい勢いであった。
フィーチャーテーブル
数あるテーブルのうちのひとつは、カメラで撮影され、インターネットにストリーミング放送でハンドを公開され、実況中継がつくシートがあります。こんな感じ。
休憩中にはチップの整備もしています。実際のところこのテーブルでやってみたいっていうのはあったんですが、テーブルが40-50近くある中でこのテーブルはひとつだけなので、実際厳しいですよね。1/50(2%)って、アウツ1枚のリバーヒットと同じくらいじゃないですか。または決勝付近まで勝ち上がればこれになりますが、そこまでの道のりも果てしなく遠い。
すぐ脇のディスプレイにも様子が映し出されます。撮影していたら自分も映り込んでしまった。
ストリーミングの映像はこちら。解説がポーカーだけでなくて「試験期間はいつから?」というような学生特有のコメントも散見されます。
服装
個人的には普段はオンラインでやっているため、目線や雰囲気に気を使ったことはなかった。しかしながら相手から見て、目が泳いでいたり、チップを見過ぎていたりなど、指摘、というか、からかいのコメントが耳に入ってきた。それからというもの、完全にこんな感じであった。フードをかぶってサングラス。ノイズキャンセリングフォン。
ただ、これ、相手のコメントや問いかけが聞こえなくなって非常にいいんですが、これ、ディーラーの声や相手のレイズの額も聞こえなくなってしまい諸刃の剣です。
各大学が大学のパーカーで来ているのを昨年までの様子でよく見かけたので、私もそのパーカーで。このパーカーはケンブリッジ大学コーフボールクラブのもので、背中にでかでかと「CAMBRIDGE」って書いてあります。
これを見かけた人たちが、「おお、ケンブリッジ!」
何専攻?とかいろいろ聞かれるわけですが、
物理専攻で博士課程
「オーマイゴッド。絶対に隣座りたくない。」
またチップの額を間違えたりすると
「Cambridge Physicistでしょ、計算できるでしょ?笑」
とひたすらからかわれた。
なので服装とか見た目って、重要なんだな、とつくづく感じるパーカーでした。
ラストハンド
ポーカーの記事なんでポーカーらしく、書きましょうか。ただ詳細を覚えていないので、雑多です。
UKSPC 2017 main event ($500/$1000 ante $100) 10-max
*** プリフロップ ***
Hero (約$30000)ハイジャックからレイズ・オープン$3000. ハンドはJsKs
隣でカットオフ(約$40000)がコール。スモールブラインドまでフォールド、スモールブラインド(約$60000)コール。
ポットサイズ約12000
*** フロップ *** [8h As Ts]
Villain: ベット $7500
Hero: レイズオールイン $30000カットオフホールド
Villain: オールインコール ハンドTdTcターン・リバー、少なくともスペードかクイーンではなかった。
私のトーナメントライフ修了。
アウツがスペード9枚とクイーン3枚で12枚と、ストレートフラッシュドローで、フロップでオールインするのは、数学的に正しいプレイです。仮にドンクオールインをされたとしてもコールしていたでしょう。特にこれはスペードのクイーンが出れば、ポーカーをやったことがない人でも知っている「ロイヤルフラッシュ・ロイヤルストレートフラッシュ」になります。
ただこの時、ディーラーやほかのプレイヤ―も「ロイヤル!?ロイヤル!?」と盛り上がった。実際ロイヤルフラッシュ生で見たかったし。
それにしても7時間ほどですが、非常に疲れました。5ポンド(700円)で相当に遊べたのは間違いない。
また、この時の相手は他のプレイヤーに「お前何回リエントリ(再参加)」しているの?と聞かれていたので、おそらく負けた後に何回も参加していたんでしょうね。この大会2回までリエントリできます。そしてDay1は3日毎日やっているので頑張れば?9回挑戦できます。
一日目の最後のほうに飛んだので、近くのカフェバーでピニャコラーダでも飲んでいました。
ただ、これ、タンザニアで飲んだピニャコラーダとはだいぶ味が違った。どちらが「本物」かは定かではない。
サイドイベント
メインイベントとはほかに、並行して開催されている大会もあります。サイドイベントと呼ばれます。ぶっちゃけもう疲弊していたものの、はるばる遠くからせっかく来たんだし、もう一回やっていくかということで、サイドイベントに登録。完全にマインドがカモですが、まあそこはおいておいて。100人参加。21位で終了。インマネ(入賞)は13位から。惜しかった。ただこのイベントは8時開始で午前2時ごろに私は敗退したので、もっと残っていると朝方になりそうです。
どんどんかけ額が大きくなっていくと、最初に使っていたチップは単位が小さくて使いづらいので、両替してくれます。
ホテル
学生の大会で参加費が5ポンドなのに、ダブルツリー by ヒルトンに宿泊という場違いな展開。ヒルトンオナーズの会員なので、部屋もそれ指定のものでした。そうはいっても、カジノの近くのホテルを検索したところ、ここ以外は数マイル(数キロメートル)離れており、さらに電車は1時間に1本。会場のカジノに向かうにはタクシーを使う必要があります。よって選択肢は事実上ここだけ。
5ポンドで参加した貧乏学生向けの部屋にしては相当に豪華です。
会議用の用途もあるでしょうからアイロンなどまで完備。
部屋にこのマークついていた。
さらに部屋から、リコーアリーナで開催されたサッカーの試合を見ることができました。Coventry vs Walsall
初めて参加した大きいポーカーの大会。オンラインから予選を突破し参加。最後のハンド以外はまあまあの位置にいたり、サイドイベントでは最後のほうまで残っていたりと、ライブ初心者にしては、健闘した方かな、と考えている。なによりどんなものかがわかって良かったように思う。