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公開日:2017年9月24日
更新日:2020年6月3日
留学生活は長丁場なので、場合によっては、貧乏生活も強いられることもあるでしょう。数字があると追求してみたくなる性があるのでどれだけ安く暮らせるのかを試してみました。
いきなり黄金伝説 1ヶ月1万円生活
現在は終了しましたが、いきなり黄金伝説という1ヶ月1万円で生活できるか?を追求する番組。要は1ヶ月1万円で生活できるか?を競う番組。
1ヶ月1万円節約生活・1ヶ月1万円節約バトル
企画内容としては「芸能人が1か月間自宅以外[注釈 10] のアパートやマンションに隔離され、光熱費・食費を1万円で生活させる」というものである。部屋については隣同士や近隣の場合もあれば全く別の場所で生活することもある。電気・ガス・水道については原則として1日毎にスタッフ[注釈 11] が徴収し、食事については各人が購入する。
条件
尚、お察しのように国や地域によって難易度は劇的に変わります。
タンザニアなどでは、現地人向けの店に行けばそんなに節約しなくても行けそうですが、スイスならどんなにやっても厳しいでしょう。
実施地域はイギリスのケンブリッジです。
スーパーマーケットはSainsbury’sを利用しました。
(Tescoの方が安くない?というのはあるんですが、立地的な問題です。) (おいおい、最安のところで買わないのかよ。極限まで挑戦する気あるのかよ…、と言われると、そこまでではないかも)
1ヶ月やるのは結構大変なので、4分割して、1週間で実施することにしました。
物価の感覚からすると、1ポンド≒100円で同等のものが買える感覚です。
よって1週間25ポンド生活を目指します。
(段々と、1ヶ月1万円から遠ざかって行っているのは、おいておいて。)
ガス水道電気は含まれているのでカウントしていません。
安く暮らすにはどうすればいいか?
さて、安く暮らすにはどうすればよいか?最低限のものはそろっているとして、常に購入が必要なものは食費です。エンゲル係数で示されるように
では食費をなるべく低く抑えるように、配慮すれば、おのずと生活費は安くなります。
特にイギリスの場合は、VATと呼ばれる税金の影響で、加工前化加工後かで値段がかなり変わります。安く抑えるためには、材料を買い、自分で料理するのが一番です。
ABCクッキングスタジオ(+m)にも通っていたことがあるので、多少は出来ます。
目を付けたのは、食パン。
1斤95ペンス。20スライス入っています。
サンドイッチ(大きめ)を1つ作るのには、2スライスいるので、10個サンドイッチが作れます。
食パンを中に何も入れないサンドイッチであれば、これで終わりですが、そういうわけにもいかず、間に挟みます。
メキシカンチョリソー。38スライスで1.5ポンド。
写真撮り損ねましたが、レタス。1つ70ペンス。
マヨネーズ600gで1.75ポンド。ちなみにセール中だと値札が赤くなっています。
バター。500gで3.75ポンド。
これらで作るとこうなります。
このコストは、
パン2枚…0.95÷20×2=0.095ポンド
レタス1/5 1÷5=0.2ポンド
チョリソー4枚 1.5÷38×4=0.158ポンド
バター適量 3.75÷4÷7=0.134ポンド
マヨネーズ適量 1.75÷4÷7=0.0625ポンド
※バターとマヨネーズは一週間たっても、まだ7割以上残っていたので、計算上25%とします。
この合計は、0.6495ポンド。
仮にこれを3食食べ続ければ、一日にかかる食費は1.9485ポンド<2ポンド。月の食費は60ポンド以下となり、1ヶ月100ポンドは簡単に達成できます。
さすがに朝、昼、晩ずっとサンドイッチだと、精神的にきそうです。
朝は、パン・オ・ショコラの4つ入り1ポンドというのがあったので2つで0.5ポンド。
さて、夜です。
目を付けたのはこちら。
パスタソース、800gで1.85ポンド
パスタ。1kg 1.2ポンド
これで作ったところ、大体5回分持ちました。よって、60ペンス。
(いや、よく考えたらチーズかけちゃったよ。サラダも買っていた。多分これで40ペンスくらい高いかも。)
仮に毎日パン・オ・ショコラ、サンドイッチ、パスタとすると、一日0.50+0.65+0.60=1.75ポンド。いずれにせよ、1ヶ月100ポンドは可能です。
一週間これを試しましたが、何も問題はありませんでした。
飲み物を何も飲んでいないことになる
さて、この条件下では、何も飲んでいないことになります。
水道水に浄水器が接続されていたのでそれを飲んだりもしましたが、オフィスではコーヒー・カフェラテ・カフェモカなどが無制限に無料で飲めます。
そんなのずるいじゃないか。
そんなこと言ったら、Googleの社員ならずっと食費ゼロも達成できそうじゃないか。
カンファレンスやシンポジウムの余りのケータリングが置かれたりもしています。
まあ、こういうのをうまく使えば、もっと食費は抑えられるはずです。
下手したら、ひたすら食事つきの、参加費無料のシンポジウムに参加し続ければ、勉強にもなって、食事も無料で一石二鳥?とか考えたことすらあります。
とか言いながら、この次の週には4コースのディナー(10ポンド)に参加してしまったので、一か月続けるのは、個人的には、厳しそうです。
結論
試してみた結果、アルコールなどを全く飲まずに、さらに毎日同じ食事というところに文句さえ言わなければ余裕です。文句さえ言わなければ。個人的には数値目標として達成できることが証明できたので、検証には満足しました。
他の方の意見
スーパーは夕方5時過ぎると見切り品コーナー以外でもパンが安くなるので、食パン一個半額やロールのパン4個か6個入ったのが20ペンスとかで買ってます。
— Nonnie Hough (@nonniehough) September 23, 2017
確かにそうなんですよね。黄色いシールが張られて半額位になっているのをよく見ます。
ということは、これも頑張ればあと3,4割はいけるのかも?
地味に狙い目なのが、鶏肉を1羽丸ごと買ってオーブンで丸焼きし、毎日カットして食べる方法です。食べれる量考えると安いですし、精神的満足度も上がります。笑
— わたぽん/Wataru Kawamoto (@wataponf1_uk) September 23, 2017
これもそうですね。少なくともイギリスでは、未調理のものは安いので、鳥1羽は結構安いです。確か数ポンド。