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公開日:2016年10月1日
更新日:2017年8月27日
日本でも徐々に知名度を上げているコーフボール。2016年9月17日・18日の2日間、石川県小松市で第10回コーフボール日本選手権ArtScapeCUPが開催されました。その模様をお届けいたします。
大会スポンサー
株式会社ArtScape
まず、今回大会にスポンサーが付いています。株式会社ArtScape。株式会社ArtScapeは、不動産のコンサルティング業務や不動産の売買・仲介、不動産の賃貸及び管理を行っている不動産企業です。なお、株式会社ArtScapeのページにもコーフボールオフィシャルスポンサーである旨が掲載されています。
詳しくはこちら。
NPO法人YOU-I
NPO法人YOU-Iは、石川県内に在住する外国人籍の住民及び帰化した住民が、人種、国籍、言語、宗教、文化、嗜好、身体能力、歴史などの背景にとらわれることなく日常生活をおくることを目指して、インターネットを利用した事業およびイベント企画運営事業をおこない、また留学生の社会経験の場、外国人の活躍のできる場を構築しながら、石川県の地域社会の国際化、文化及び経済の発展に寄与することを目的とし設立された団体です。詳しくは以下のページを参照ください。
www.you-i.jp
わく整骨院
わく整骨院は石川県金沢市の整骨院です。院長は院長 清水浩幸さん。
せりかわ整骨院
また、大会中のファーストエイドとして、整骨院が担当いただいておりました。「せりかわ整骨院」。せりかわ整骨院紹介動画はこちら。
コーフボールでは接触はないものの、動きが激しく、方向転換も多いために捻挫が起きやすい競技といえます。捻挫は応急処置が重要になるので、整骨院の方の常駐は大変ありがたいものとなりました。
公益財団法人日本レクリエーション協会
公益財団法人日本レクリエーション協会は、「レクリエーション≒人々を元気にし、やる気を起こさせること」で、最近ではスポーツ基本法の制定により、スポレク(スポーツレクリエーション)に積極的に取り組んでいる協会です。詳しくは以下の公式ページを参照ください。
www.recreation.or.jp
大会ポスター
大会ポスターは、こちら。
数バージョンあります。詳しくは、日本コーフボール協会公式Facebookページを参照ください。
ピンと来た方もいらっしゃるかとは思いますが、こちらは以前話題になった早稲田・慶應早慶戦野球ポスターのパロディとなっています。
大会パンフレット
今大会では大会パンフレットも配布されました。(表紙はポスターと同じ仕様。)日程表や、挨拶に加え、全チームのプレイヤープロフィールが掲載されています。
マーチングバンド
今大会では開会式後に、大会開幕の前座として小松工業高校吹奏楽部によるマーチングバンドの素晴らしい演奏がありました。小松工業高校吹奏楽部の演奏は全国的にも有名な演奏で、全国各種大会の常連のようです。カレッジスタイルというキレのある動きで踊りながら演奏をしていました。
実際この動画のような感じでした。
小松工業吹奏楽部がさらに気になる方は、こちらのまとめをどうぞ。
フォトグラファー
最近の日本のコーフボールではフォトグラファーが常駐し、大会の撮影を行っていただいております。スポーツジャーナリストの木村理さん。
木村理さんはコーフボールやネットボール、フロアボールなどの「ベンチャースポーツ」の撮影を行っています。またカメラ撮影のほかにも、翻訳業を行われているようです。木村理さん連絡先(Twitterアカウント)はこちら。
本記事にも木村理さんの写真を利用しています。(Photo:Osamu KIMURAが該当写真)
例えばこちらは、決勝から1枚。
会場
会場は石川県小松市の小松総合体育館と末広体育館の2つ。
体育館をメインとサテライトの2つを使うという、オリンピックさながらの別会場設定。日本一を決める大会に相応しい綺麗で大きなドーム式の体育館。
こちらは小松総合体育館。
日本選手権ということもあり日の丸もかかっています。 2,3階席はギャラリースペースも豊富にありました。
こちらは末広体育館。こちらも日の丸がかかり、こちらも3階建ての豊富なギャラリースペースがあります。
大会形式
大会形式は参加8チームを4チームずつに分けて1日目に予選リーグを行い各リーグから上位2チーム・下位2チームがそれぞれ上位トーナメントと下位トーナメントに分かれて試合をし、順位を決める形式。大会を通して、どのチームも、必ず5試合をする形式です。審判は、国際ライセンスを持つ審判を香港やマカオからお呼びして行う形式でした。
試合
試合は2会場で同時進行で行われました。なお試合はAbema TVでも一部生放送されていました。前述のように、1日目は予選リーグ、2日目は決勝トーナメントの形式でした。録画はこちらから参照できます。
コーフボールを取り組んだことがある人にとっては様々なドラマや番狂わせが多々起きましたが、今大会の全体を描写するという本記事の趣旨からはそれるため、各試合の模様等は割愛します。
決勝のスターティングメンバー。(とレフリー)
大会結果
2日間にわたる予選リーグと決勝トーナメントを終え、最終的な結果は、
金メダル コーフボールクラブ東京 (東京都) (3連覇!)
銀メダル オルカス玉野(岡山県)
銅メダル 名古屋ウィローズ (愛知県)
4位 千葉Rays (千葉県)
でした。閉会式で師岡文男会長(上智大学教授)も言及されていましたが、上位4チームが、日本の各地に散らばっているという、日本中にコーフボールが浸透していることを象徴づける結果となりました。優勝チームには副賞も贈呈されました。このほかにも新人賞やベストユニット賞が表彰されていました。詳しくは日本コーフボール協会公式Facebookページの投稿を参照ください。
この結果は国際コーフボール連盟(IKF)のSNSでも発信が行われていました。
Intense #korfball weekend in Japan: the ArtScape Cup 2016 Championship is on! Live here: https://t.co/clh6CRntwD 📺 pic.twitter.com/eB0bhNe1J6
— Korfball.org (@korfball) September 17, 2016
懇親会
大会後は全チーム合同での懇親会が開催されました。全体の約7‐8割程の選手が参加していました。会場は小松駅近くの「かまど小松店」
座敷スペースを貸し切り約100人で大懇親会。結構飲み会は激しいと聞いていましたが、そのようでした。首都圏の私立大学のオールラウンドサークルやテニスサークルと負けず劣らずといったところでしょうか?幸いにも、会場にビニールシートは敷かれておらず、嘔吐する人も見かけませんでした。
ご存知のようにコーフボールは1チームコート上に立っているのは男性4人女性4人。登録メンバーは最大で各8人ずつ。懇親会を行うと自然と男女比が半々に近づきます。その中でアルコールが入ってくると、話題が、「誰と誰が付き合っている」であるとか、「誰と誰はコーフボールで結婚した」などの話題が多くなっていた印象を受けます。もしかしたら今回も何かあったのかもしれませんね。
この懇親会の際に事前に配布された配布された全選手のプロフィールが載ったパンフレットが便利になるとか、少し耳に入ってきました。
コーフボールは、試合後の懇親会では「合コンボール」になるようです。
ちなみに、バスケットボールの「籠球」、ハンドボールの「送球」のように、コーフボールは「合球」と表します。何かの偶然でしょうか。個人的には単に偶然ではないのではないか、と考えている今日この頃です。
終わりに
スポンサーのArtscape様、応急処置を担当されたせりかわ整骨院様、後援公益財団法人日本レクリエーション協会様、演奏を披露していただいた小松工業高等学校吹奏楽部の皆さま、スポーツジャーナリストの木村理様、今大会を主催され、準備にあたられていた方々、特に石川県のコーフボールクラブ「石川スーパーウルフ」の皆さまに、この場を借りてお礼申し上げます。
(そもそも個人ブログで、この場を借りるというのは、なんとも変な感じがしますけども、まあそこはおいておいて。)
大会が開催されれば、スポンサーや前座の演奏がつき、フォトグラファーが試合風景を確かな腕と高性能カメラで撮影してもらえ、全国のプレイヤーと色々な意味で親睦を深められる、現在急成長中のベンチャースポーツ・コーフボール。興味があれば、一度試してみてはいかがでしょうか?
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コーフボールについてはこちら。
本ブログは個人の雑記ブログなので、個人的な記事も分けて書いていました。興味がある方はどうぞ。