
公開日:2016年4月24日
更新日:2017年9月9日
こちらの記事、適宜追記していたところ、長くなりすぎたこともあって、分けることにしました。
さて、私の部分にコーフボールを始めたきっかけについての部分をこちらに分けることにしました。
私がコーフボールを始めたきっかけは、一言でいえばバスケ部をクビになったからです。元々私はケンブリッジ大学での博士課程の研究の傍ら、大学のチームでバスケットボールに取り組んでいました。しかし、平均身長が190cmを超えるチームの中で、シューズを入れても身長180cmちょっとの私は、「チビ」扱いを受け続けており、出場機会もそこまで恵まれたものではありませんでした。そして半ば「戦力外通告」を受けました。
二軍でやるというのもありましたが、せっかくスポーツをやっているんだったら、先ほどの称号も含め、何かしらの「実績」を残したいと考えていました。また、人の一生の成長というサイトを何かの節に見ており、その際「身体体力・筋力限界は20代後半」「30歳を超えると急激にきつくなる」という記述が目に留まりました。
体力/筋力(ピークは20代後半)
人間も動物です。その動物として、もっとも完成するのが20代の後半と言われます。
一部に職業的な例外がありますが、多くの人がこの頃で体の成長を終えるそうです。
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2010/10/12/1298224_2.pdf
かの有名なスティーブジョブズのスタンフォード大学の卒業式での”Stay Hungry Stay Foolish”のスピーチではないですが、
「私の「アスリート」としての寿命はあと4年くらいしかない」
と思い、身体が動かなくなる前に、何か一旗揚げておきたいな、と考えていたところでした。
要約も発見したため貼っておきます。
故スティーブ・ジョブズ氏の伝説のスピーチ「人生で得た3つのストーリー」を、オックスフォード大学HPで動画と原文テキスト公開! – ナビコン・ニュース
そう考えていた時、芝生の上で黄色いゴールに向かってカラフルなボールをシュートをしている人々を見かけました。「何だあれは!!!」と思って、すぐさまコート脇の人々にいろいろ聞き、調べてみました。さすがにこれは大学のスポーツには無いだろう…。とダメもとで調べ始めましたが、なんと大学にもチームがありました。直感で「これなら真面目に練習すれば、最低でも大学代表位は行けるでしょう!」と思いすぐにやる気にあふれてきました。
(※当時はカーフボールだと思っており、日本語で検索しても全くヒットしない競技だと思っていました。コーフボールだと知ったのは始めて少し経った頃です。)
なんと日本代表チームも存在することを知りました。
「練習すれば大学代表どころか、日本で取り組む環境がほぼないこの競技なら日本代表になれるんじゃないか?どんな競技であれ、代表は代表でしょう!頑張ろう!」
と、もはや何のためにイギリスに留学しているのかを突っ込まれること請け合いの状況となります。
始めた当初は「まあマイナースポーツだし、大学のチームも適当にやっていてもどうにかなるっしょ、日本代表も、何でもいいからなれればいいかな」程度に考えて適当にやっていました。
ただマイナースポーツでも体格の差は大きく、結局ケンブリッジ大学1軍スタメン男子4人の平均身長は190cm近く、控えや2軍も入れても、私は最低身長を競ってしまう形となり、女子選手も私よりも大きい人がちらほらおり、苦戦を強いられました。
どうにか1軍で試合には出ていたものの、ケンブリッジ大学で同じチームのイギリス代表メンバーや幼少期から続けているオランダ人、他国の代表と共にプレーした際、レベルの差に愕然とし、闘争本能に火がつきました。今となっては各練習の意義なども深く考え練習に励むようになりました。
加えて低身長を補うために体幹や基礎体力を向上させるため、オフィスの椅子をバランスボールに代え、毎日座るようになり、ウェイトトレーニングも継続的に行うようになりました。
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こちらは2014年シーズンの結果です。
他のハイスコアの選手は5~10年以上やっている人ばかりですが、どうにか来シーズンには追い抜きたいと思います。
http://www.cambskorfball.co.uk/results/Upload/Stats2.htm
日本代表にも選出いただきました。一人だけ海外のチーム所属でいわば「海外組」の気分です。背番号もケンブリッジ大学と同様77で統一しました。
77.篠原肇(男性)HAJIME SHINOHARA、ケンブリッジ大学コーフボール部
korfball.jp
日本代表として存在感を示し、活躍するのはもちろんのこと、今後はインカレでの活躍や、本場のヨーロッパの自分よりも一回り大きい選手を封じ込めることを目標に、今後も精進していきたいと思います。とまあ、きっかけはそんな感じです。その他コーフボールについては以下のリンクをどうぞ。
その後はメディアに取り上げられたり、マイナースポーツもベンチャースポーツと改めたり、選手として以外にも実績を上げていくこととなりました。