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マナーにうるさい日本人は自分たちの良い/悪いマナーを海外でも押し付けている?という話

2019年7月13日

目次

  • そもそも「マナー」とは?
  • 日本のビジネスマナー
  • シャカイジンマナーの押し付け?
    • Japan Was Number One
    • 名刺を放り投げる
  • 慇懃無礼
  • 国際環境でのマナー
  • もしかしてグローバル人材って?
  • 終わりに
    • 関連記事(自動アルゴリズム)
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公開日:2019年7月13日
更新日:2019年7月13日

日本人はマナーにうるさいことは、皆さんよく知るところであろう。

特に日本のシャカイジンのビジネスマナーに代表される、名刺の渡し方、ドアの開け方、ノックの回数、座り方、ラベルの向き等など。

日本の一部シュウカツ界ではこの辺りの若干不毛な競争をしている感が否めない。そんなマナー、中には一生に何回かしか食べる機会がないようなものの食べ方など「珍マナー」のようなものもあり、マナー講師たちがしのぎを削っている。ていうか、マナー講師同士でも意見が異なるとか。

しかし、そんな誇り高き日本のシャカイジンのマナー。丁寧だと思ってやっていても、相手からはそう思われていなかったりもしているようだ。今回はそんなマナーについてを見ていきたい。

もちろん例外は常に存在する。「日本人」というのは少し主語が大きいのは明らかであり、あくまで傾向である。次の曲をかけながら読むことをお勧めする。

Manner, manner, manner, must be funny, in the “politeman” world.

そもそも「マナー」とは?

そもそもマナーとは何だろうか?何個か見つけたが一つ紹介する。

一般的には、その場その場においての作法であったり、その文化で生きるときの行儀のことである。

例えば、誰かと会話をするとき、誰か人と会うとき、誰かとものを食べるとき、自分がやりやすいように、そしてほかの人が不快にならないように気をつけることがいくつかある。

例えば、ある国の文化において、こうした方が美しいであるとか、素晴らしいであるとか、気持ちが伝わるであるとか、そのような行儀がある。

これらの、ある意味空気を読むであるとか、常識的に考えた結果がマナーと呼ばれる。

マナー

よって礼儀とは、相手が心地よく思うように、悪くとも不快に思わないように行う行為であるはずである。

日本のビジネスマナー

日本外でも、外国ですら、日本人同士が会うと「ご挨拶」する際にいつもの名刺で「頂戴いたします」。っていうのをやっている光景を見かける。

仮に相手がそういう姿勢なのであれば、とりあえず無難に私もそうするのであろう。

それくらいに日本人は、「シャカイジンマナー」を大切にしている。イギリス人のアクセントと出身の関係みたいなもんなんだろうか。

一方自分たちのやり方が絶対に正しく、少しでも違うものに対して「あいつは失礼な奴だ」とか言い出したりする傾向もある。しかしながら、そのような日本のマナーで相手が不快になっているのでは本末転倒ではないか。

相手が嫌がっているならそんな名前書いてある紙、渡さなくてもいいのではないか?荷物にもなってしまうし。

シャカイジンマナーの押し付け?

マナーにうるさいと自他ともに認める日本人は、自分たちのマナーを外部へも押し付けようとしているだけなのではないか、と感じるようになった。

とある国で非日本人が「オツカレサマデス」とか「シツレイイタシマス」と日本語で言っていた非日本人がいた。そう教育されているからだろう。私が、日本人の挨拶やマナーについてどう思うかを聞いてみたところ「オモクルシイ(重苦しい)」といっていた。もはや誇り高き「シャカイジンマナー」で迷惑をしているじゃないか。

Japan Was Number One

現在多くの国で、中国について学ぶ人が多いのは、現在と今後の中国の勢いによるものが多いだろう。多くの国の人が、語学や文化を学ぶことに投資価値を覚えるからであろう。40年ほど前、Japan as Number One と呼ばれていた時代もあったようだ。

残念ながら私はその時代をよく知らない。もはや過去の話で、現在はJapan Was Number Oneなのではないか?この点から、日本のマナーを海外に押し付けるのは、以前ではまだ効果があったかもしれない。

しかしながら今となっては、外国の人々がわざわざ日本の文化やシャカイジンマナーを学ぶ投資価値としてのメリットはほとんどないのではないだろうか?「日出ずる国」のマナーならまだしも「日没する国」のマナーを好き好んで学んでくれると考えるとは考えづらい。

名刺を放り投げる

とある外国人がポーカーテーブルでトランプを配るように、名刺をテーブルを滑らせて放り投げてきた。私はとっさに、自分の名刺を重ね2枚にして「ブラックジャック」とか適当に言って自分の方を放り返した。相手は「こいつ分かっておる」のような笑みを浮かべていた。その後日本人が、例の名刺をやり始め「・・・?」という半ば呆れたような印象を受けた。

https://allabout.co.jp/gm/gc/55528/3/

慇懃無礼

なおマナーに関して、慇懃無礼(いんぎんぶれい)という言葉もある。

言葉や態度などが丁寧すぎて、かえって無礼であるさま。あまりに丁寧すぎると、かえって嫌味で誠意が感じられなくなるさま。また、表面の態度はきわめて礼儀正しく丁寧だが、実は尊大で相手を見下げているさま。▽「慇懃」は非常に丁寧で礼儀正しいさま。https://kotobank.jp/word/%E6%85%87%E6%87%83%E7%84%A1%E7%A4%BC-437234

過ぎたるは猶及ばざるが如し。態度が丁寧すぎてかえって失礼という意味。

日本国内でもこの状況はあるだろうが、それ以上に外国だと日本人の態度は、こう思われているかもしれない。

国際環境でのマナー

一方、それだけマナーを重視する割には、日本人は、ほかの分野や国のマナーには相当に疎い傾向がある。

とある国際会議に参加した際のことである。私が知る限りでは、国際会議などの多国籍の場合では、その場にいる全員がわかる言語で話すのが「マナー」である。大体の場合は、現状英語(または国際機関関係のフランス語)だろう。また同じ国の人だけで固まるのは、これもマナー違反とされることが多い。ここで「なんで英語・フランス語なのか?」というのはもちろんあるが、こればかりはしょうがない気もする。

立食パーティに参加して、様々な国の人と会話をしていた。端に固まっているのは日本人(または韓国人?)の集団。当然のように日本語や韓国語で話している。同じ所属同士や知り合いだけで固まることも、マナー違反であるどころか、なんとなく見苦しいというのは言うまでもない。

ある会議では、一番会話がしにくかったのは、日本人であることを痛感した。固まっていて日本人であっても入っていけない。

国際会議・国際学会で最も話しかけづらいのは、あまり発言しない日本人同士のグループだった話

そんな中、とある日本人が、私が日本人とわかると、日本語で話しかけてきた。周りの日本語がわからない人が困惑していた。私は”English Please”といったものの、まだ話しかけてくる。その人がいなくなってから、”That’s rude”といった人も実際いたように思う。

これらは明らかな「マナー違反」である。その後その日本人と外であったのでその際は日本語で「さっきのは、日本語で話しかけると周りの人がわからないから、英語で話すの必要があります。」という説明をしたが「あんなに速くて、酒も入っているところで英語で話すことはできない。」という返事であった。

固まっていることに対しても「あの人たちは何しに来たんだろう?」とよく言われているのを聞く。

一般的に日本では「国際的な場で発表する・業務の会話する」というのがビジネスレベルという認識であろう。個人的には全く足りていないと考える。立食パーティで話して、「終わったけど二次会行かない?」と呼ばれたり、「後で連絡するから連絡先教えてくれ(少なくとも日本以外では、人は名刺を気安く出さない。)」と、社交辞令じゃなく言われたりなどするくらいになって初めて「英語がビジネスレベルで使える」といってもいいくらいの認識である。TOEICの点数がどうのこうのではなく。

こういう正論を書くとまた、マウンティングだとかなんだとか言われるのだろうか。正直それくらいでないと、仮に国際会議に参加したとしても「勝手に来て自分の番で話して、勝手に帰って終わり」であって、先にはつながりにくい。ただそれでも「会議発表」として実績になったり、昇進に響いたりするんでしょうねぇ…。

もしかしてグローバル人材って?

少し思い出したことがある。

結構前から「グローバル人材」について議論が重ねられてきた。自分でも昔書いたSEO満載の記事が出てきた。グローバル人材とは何か?定義/教育/育成/英語/思考/留学/視点/能力

グローバル人材に関する文部科学省の定義は以下である。

グローバル化が進展している世界の中で、主体的に物事を考え、多様なバックグラウンドをもつ同僚、取引先、顧客等に自分の考えを分かりやすく伝え、文化的・歴史的なバックグラウンドに由来する価値観や特性の差異を乗り越えて、相手の立場に立って互いを理解し、更にはそうした差異からそれぞれの強みを引き出して活用し、相乗効果を生み出して、新しい価値を生み出すことができる人材。

世界的な競争と共生が進む現代社会において、日本人としてのアイデンティティを持ちながら、広い視野に立って培われる教養と専門性、異なる言語、文化、価値を乗り越えて関係を構築するためのコミュニケーション能力と協調性、新しい価値を創造する能力、次世代までも視野に入れた社会貢献の意識などを持った人間。

○ 「グローバル人材」の概念を整理すると、概ね、以下のような要素。
要素Ⅰ: 語学力・コミュニケーション能力
要素Ⅱ: 主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感
要素Ⅲ: 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/047/siryo/__icsFiles/afieldfile/2012/02/14/1316067_01.pdf

この中の「要素Ⅲ: 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー」は、この記事でいうマナーのことさしていないだろうか?

外国人にでも、いきなり名刺を差し出して、相手に「名刺無い」と言われたことや、片手で渡してきたことに対して「失礼なやつだ!」とか言い出したりせずに、状況に応じて臨機応変に対応するのことを指すのではないだろうか?

 

終わりに

マナーは相手を心地よくするか悪くさせないかが重要なのだから、相手の状況に応じて臨機応変に対応したほうが、ひたすら名刺を押し付けるよりも印象がいいんじゃないか、と思う今日この頃である。

なお、個人的には日本のシャカイジンマナー、「身内を呼び捨て・相手は常に様」とかいろいろややこしいので「日本語が出来る外国人」くらいに扱ってもらえると、特に日本ではだいぶ楽なのだが、何かいい方法はないだろうか。

 

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ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所においてウィントン特待生として物理学のPh.D.を取得後、国内外のサイバーセキュリティやマネーロンダリング対策を主とした外資コンサルに従事。現在外資系IT企業の研究職として人工知能/基盤モデル関係の研究を行う。

国際コーフボール連盟IKF委員、日本コーフボール協会理事。

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