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海外出張はキラキラ系グローバルエリート人材どころかヘロヘロ系の出家みたいだという話

2019年6月2日

目次

  • 準備
  • 移動
    • 空港まで
    • 飛行機
  • 滞在
  • 日常生活
    • 国内
    • 滞在中
  • 憧れのキラキラした休日
    • 関連記事(自動アルゴリズム)
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公開日:2019年6月2日
更新日:2020年6月3日

「海外出張に頻繁に行く」というのは、一般的にはキラキラ系エリートビジネスマン、就活生のあこがれ、グローバル人材のように書かれることもよくあるし、実際そのようなステレオタイプもあるように感じるし、こういったエントリーもある。

就活したとき「グローバル人材」という言葉が流行り、私も憧れた。就活時に自分が考えていたのはこんな像だ。

  • 拠点が2カ国以上にある
  • 各国をフットワーク軽く移動
  • 日本以外で通用するスキルがある
  • 海外企業や顧客相手に商売をする
  • 2か国語以上を駆使する

安直だけど、こんなもんだろう。

でよく考えたら、大学院生の時から、日本から見て海外または、イギリスから見て海外に行くことがあった。今は時期によっては、毎月のように日本から出張に行くようになっている。

さて、海外出張は本当にイメージ通りの「あこがれのキラキラ系エリート男子」なんだろうか?今回はこのことについてまとめておきたい。

ちなみに、「Business Travel」で検索するとヒットするフリー素材の図。

確かになんともキラキラしている気がする。

準備

「海外に出かける!」となると、特に初めての場合は「海外出張 持ち物 準備」とか「海外出張 英語」などを緊張しながら、張り切って準備をしたりするんだろう。私も実際初めてパスポートを取ってオーストラリアで語学短期留学をした際や、最初にケンブリッジ大学へ若手研究者派遣で2か月有給での滞在出発する前日はそうだった。

しかし、慣れ始めるともう「は?準備?パソコンとパスポートだけ持っておけばどうにでもなるだろ。」という感じで、前日にタンスから衣類をがばっと取ってスーツケースに詰めるだけ。

むしろ昼休みに職場の近くにできた新しいレストランに行くときのほうが、用意周到に準備しちゃう気がする。

電源プラグに関しては、日曜日の朝8時くらいからやってる何とかレンジャーの、モンスターが大きくなってきた後の合体ロボットみたいなこちらを突っ込んであるので問題ない。

頭の中でのこの変換プラグのイメージ。

移動

海外まで行くには、当然だが移動が必要になる。地球っていうのは狭いようで広いので、時速何百キロだとしても、ほかの国に行くのは、結構時間がかかる。

空港まで

ココロオドル、キラキラ海外出張。空港に行くまでも、いつもと違う景色だ。いろいろなものがキラキラして見える。少々荷物が多くても、超絶なモチベーションで耐えられるどころか心地よい。

・・・等と感じることはもうない。スーツケースは邪魔だ例外はない。曜日と時間によっては電車満員。あのすし詰めの満員電車にところにスーツケースで乗るとか迷惑極まりない。かといってタクシーで行くほどではないし無駄だろう。

あ、ちなみに重い荷物を持って、いろんなものがキラキラして見えたら、おそらく酸欠なので水分を取って休憩してください。

飛行機

待ちに待った空港についた。キラキラ海外出張。オンラインチェックインもしていて颯爽と、観光客の集団の長蛇の列を脇目にチェックイン。場合によってはビジネスクラスデスクで受付をスマートに済ませる。待ち時間まではラウンジで食事をスマートに済ませる。ウキウキとフライトを心待ちにする。搭乗の時刻。機内では、機内食を食べつつ、最新の映画を楽しんだり、プレゼンのシミュレーションをしたりと、充実した空の旅を過ごす。

・・・かと思いきや実際は、これが本記事のメインでかつ海外出張の最大のネック。飛行機。この人権が保障された先進国の現代社会で、すし詰めにされたジャガイモのような気分が味わえる貴重な経験。ヒコーキ。「ごゆっくりとおくつろぎください」とか言うけど、狭い座席で半日ほどの軟禁状態。どうくつろげというのか。映画も同じ時期に同じ会社の機体に乗ると、映画も入れ替わっていないし、見たいものは見切っている。

そうだね。ジャガイモも大変だったんだね。

イギリスからオランダやドイツなどヨーロッパの他の国の時はまだよかった。長いフライトでギリシャまででも3時間ほど。ロンドン・アムステルダム間なら1時間以内。

問題は長距離フライトである。日本からのフライトであれば、韓国・台湾以外は大体3時間を超えるだろう。軟禁状態で過ごす数時間。ビジネスクラスでも嫌。運悪くエコノミーの真ん中の席とかになるともう目も当てられない。

特に深夜便なんて最悪中の最悪である。機内で寝られないと、事実上の完徹状態になって到着する。寝られないと到着した日が一日中、目の前がキラキラしてしまう。そうはならないよう、用意周到に、ラウンジでもう満腹にし、最大限の寝る努力をする。

アイマスクと耳栓をし、(場合によってはマスクも)

ノイズキャンセリングヘッドフォンで耳を覆い、

 

折り畳みのネックピローで頭を固定し、完全防備である。おそらく不審者にしか見えないだろう。

お願いだ、機内食とか持って来ないでくれ。寝たいんだ。もう疲れたんだよ、パトラッシュ。いないものにしてくれ。むしろ話しかけないでくれ。ルーベンスの絵とか見ている余裕ないんだ。”Tea or coffee?”じゃない。そんなもの飲んだらお目目パッチリじゃないか!(私が細めなのは置いておいて)

「着く直前に背もたれを戻して・シートベルトをして」とか言っても直前までまだ数十分もあるじゃないか。一秒でも長く寝たいんだよ、分かってくれよ!パトラッシュ!

 

これだけ用意周到に準備しても、寝られないときはねられない。目の前がキラキラ系男子になってしまう。青白くまぶしい。

こんなにつらい思い数時間を過ごすと、なんとなく、青くて丸いネコ型ロボットに「ど〇えも~ん」とか泣きつきたくなってしまう。

そもそも「空を自由に飛びたいな」とか思う前に、移動に時間がかからなければ、こんな問題は起きないはずである。さらに何でも手に入るアマゾンなら、どこでもドアも売っているんじゃいか!?と思ってすかさず調べた。

売っていたが、お菓子だけであった。

 

早いところどこでもドアを開発してくれ。

ちなみに飛行機で検索すると出るこの画像。フリー素材もインスタ映えの時代。なんとなくキラキライメージは最近だとインスタからきているんじゃないかとすら思う今日この頃である。

滞在

スマートに仕事を済ませ、5つ星ホテルのジムやプールでリフレッシュ。休日には、地元の名物を食し、名観光地を回る。充実したキラキラ海外出張ライフ。お土産も名産品で。

・・・といいたいところだが、何度も同じところに行っていると、新鮮さはなくなってきて「次回はいつ?」みたいな話になる。もはや「そういえば」という感じでたまに頼むタイプの出前である。

ホテルへも泊り過ぎて、ベルボーイに「シノハラサン オカエリナサイ」と名前まで憶えられてしまう。しかも「いらっしゃいませ」ではなく「お帰りなさい」である。もう家だと認識されている。部屋にあるデカいスクリーンのテレビがあってもつけもせず、綺麗なパッケージに入ったアメニティを開けもしない。

観光も1回目ならいいが、2回も同じ観光地にしかも頻繁になんか行かないだろう。3回以降なんて、仮に行けば道案内が出来るようになっているレベル。

特別な買い物もしない。ただ頼まれたものを買っていくだけ。運び屋かよ。ただ、お土産は毎回同じだと飽きられてしまうので、違うお菓子を買って帰る。むしろここが海外出張で一番神経を使うんじゃないか。どのドライフルーツにしようか?チョコにしようか?いやナッツにしようか?ここで極めれば、輸入スイーツ店を開けそうである。

ステレオタイプのキラキラ生活はどこへやら。少しくらいはキラキラさせるために目の周りにラメでも塗っておこうか。

そもそもキラキラって何だよ。吉良上野介(キラ殿・きらこうずけのすけ)かよ。赤穂事件で切り殺されてしまえ。

で、結局「出家したような生活」とか言われている「読んで・考えて・書く」を繰り返す。あまりホテルの部屋からも出ないかも。

日常生活

こんな定期的な軟禁が続く日々では日常生活にも変化が現れる。

国内

どうせまた飛行機で見るんだからと、普段映画を見なくなる。

「そのあたり日本にいない可能性ある」となんとなくノリが悪くなっていく、ような気がする。予定が確定しづらいので、返事もしづらくなり、誘うほうも誘いづらくなるというスパイラル。どの辺がキラキラなんだろうか。ヘロヘロとかのほうが似合っていないか。

滞在中

滞在中ももはや先述の「出家したような生活」とか言われている「読んで・考えて・書く」を繰り返す。どこに行っても、ネットで出来る作業や、このブログみたいなことを書いているか、Kindleで本を読むGlobal Kindlerと化している。

 

憧れのキラキラした休日

そんな海外出張では、友人のFacebookとかに投稿される「みんなでBBQ!」みたいなキラキラした休日に憧れる、海外のホテルで出家生活を行っているヘロヘロ系海外出張になるのであった。

このままだと、青くて丸いネコ型ロボットに泣きつきたくなるので、だれか、早いところどこでもドア開発してほしい。

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Filed Under: キャリア, ネタ, 国際会議, 旅行, 日本と海外

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ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所においてウィントン特待生として物理学のPh.D.を取得後、国内外のサイバーセキュリティやマネーロンダリング対策を主とした外資コンサルに従事。現在外資系IT企業の研究職として人工知能/基盤モデル関係の研究を行う。

国際コーフボール連盟IKF委員、日本コーフボール協会理事。

200万アクセス突破。直近の目標は書籍化と出版。

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