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公開日:2016年12月22日
更新日:2019年7月15日
こんにちは。篠原肇(@HajimeShinohara)です。
海外の特に大学の博士課程へ進学する学生に対し、奨学金を授与している船井情報科学振興財団は、奨学生間の交流を目的として、年に1回7月末から8月の上旬にかけて、数日間にわたる交流会が行われています。なお、財団公式のレポートが公開されたら適宜追加・更新いたします。
追記:公式の報告書がアップされていました。
http://www.funaifoundation.jp/scholarship/scholarship_koryukai2016.html
開催都市
開催都市は、今年はサンフランシスコ。都市の誘致基準はそこまで明確ではありません。交流会自体が、年次会議の一面も持ち合わせており、来年以降の方針も一部交流会で決めている印象です。全体的にアメリカの大学院在籍の学生が多数なので、アメリカで開催される可能性が高いです。
個人的には、カリフォルニア州に行ったことがなかったので、いい機会になりました。
会場
今回の会場は主にマリオットマーキス サンフランシスコ。今までの感じからすると、開催ホテルは常にマリオット系のホテルになります。
今回はこちら。マリオットマーキーズ・サンフランシスコ。
プログラム
ここからは、時系列順に行きます。
1日目
まず集合のディナーが行われました。会場はマリオットマーキーズ、最上階のThe View.
毎年ディナーは、個別テーブルでしたが、ここ数年年々人数が増えているようで、交流の頻度を増やすためか、今年はビュッフェ形式でディナーが行われました。
サンフランシスコは、頻繁に霧がかかることでも有名で、今回もこの例にもれず、「絶景の霧」を心行くまで観察することができました。
霧の写真撮っていなかったので、公式ページから霧がかかっていない時の写真を引用します。
Downtown San Francisco Cocktail Lounge and Bar near the Moscone Center
ディナー後は、非公式ですが、もはや毎回定番のナイトアウト。徒歩5分ほどのバーへ。アメリカではどこも身分証明書のチェックが必要らしく、身分証明書の提示が求められました。個人的にはロンドン・サンフランシスコ時差8時間がきつすぎたので、早々退散しました。
2日目
朝食
朝食は毎日ホテルのビュッフェ形式の朝食。オムレツなども注文してから目の前で作ってくれたりなど。朝食は4日目まで同様でした。
今回サービス料は既に含まれていると聞いていたため、チップを払わなかったらどうなったかはこちら。
アメリカのチップの重要性を実感【払わない/ホテル/朝食/渡し方/税金】
発表
本交流会のメインパートである発表会。ホテル内の会議室で行われた。
今年は学生の発表が非常に多く、口頭とポスター(少人数に分かれて)で全員が発表する形式。各発表者の題目と概要は公式サイトにアップされています。
全体的に、発表が上手な人が多かった印象です。一般的にいって、例えば国際会議などでも10人発表した場合には、1人か2人は、端的に言うと「何言っているのかよくわからなかった」と言いたくなってしまうような発表が往々にしてある印象ですが、今回は全くありませんでした。分野も多岐にわたるものの、内容楽しめる内容でした。
クルージング
交流会ではもはや恒例となっているディナークルーズ。2014年第2回交流会を除き、毎回行われています。今回も行われました。
やはりサンフランシスコと言えば霧。このクルージングでも霧さんが颯爽と現れ、あたりを覆った結果、サンフランシスコの街並みが霧に埋もれた風景や、霧に埋もれたゴールデンゲートブリッジの「脚」などの貴重な風景を鑑賞することができた。
美しい「霧」。
以下、今回同席された、私よりもカメラ自体もカメラの写真スキルも数段上のレベルの方から写真を拝借しました。
サンフランシスコの沿岸に浮かぶ有名な監獄アルカトラズ島も霧に埋もれていた。
アルカトラズ島(アルカトラズとう、英: Alcatraz Island)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンフランシスコ湾内、サンフランシスコ市から2.4kmのところに浮かぶ、面積0.076km²の小島である。昔は灯台、軍事要塞、軍事監獄、そして1963年まで連邦刑務所として使用され、ザ・ロック、監獄島とも呼ばれている。1972年、国立レクリエーション地域となり、1976年及び1986年にランドマークの指定を受けた。
クルージング後は、夜のアクティビティーへ。今回は地下のクラブ・バーのようなところへ。
3日目
3日目の午前中は、2日目の発表会の続きが開催されました。午後は、あらかじめ決められていた何個かのグループにある程度分かれて市内観光。夜に夕食会場へ集合。
Harris Stakehouse
夕食会場はこちらHarris Stakehouse San Fransisco.
結婚式会場のような高級感を彷彿とさせるようなテーブルセッティング。
ディナーネーム入り。結婚式を最近挙げた参加者は「名前入りオプションって追加だったりするんだよ」
ステーキは、大きいものを注文することができ、数人が注文していました。その大きいものはこちら。(私は注文したわけではない…)24オンス(≒700グラム)だそうです。
手と1セントコインと比較してもやたらでかいのが分かります。
夕食後には、例によって夜のアクティビティーへ。(バー)。
公式プログラム自体はこれで終わりですが、今回は、サンフランシスコ開催ということで、近くのバークレーやスタンフォードの主に奨学生を訪問させていただきました。
地元の人が一人でもいると様々な情報に差が出てくるので、開催都市の人にとっては魅力に欠けてしまうかもしれませんが、出来れば誰かしらの地元都市で行うのが良いのかもしれませんね。
終わりに
全体的に気分は大学院生の修学旅行です。船井情報科学振興財団のFunai Overseas Scholarship (FOS)では、通常イメージされる学費や生活費の支援のほかに、このような交流会が開かれます。海外大学院、特に情報科学に広くに関する分野のPhD過程に進学を考えている方は、応募してみてはいかがでしょうか?
なお、本交流会は2013年に第一回が行われてからは、毎年行われています。しかし、私がブログを始めたのが、第3回の前あたりであることから、それより前のバックナンバーはありません。概して似たような感じです。