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公開日:2022年11月4日
更新日:2022年11月4日
先日会社員としてのフルリモートの完全在宅勤務で、手元に仕事がなく暇な状態があった。
時間もあり金もある。特にやることはない。
これは一種言われている「FIRE」の状態なのではないか?と感じた。
正確には所属はあったので、真のFIREとは違うのかもしれないが、似たような状況を体験することは出来たのではないか?と考える。(もしかしたら窓際社員的な経験かもしれない)他の記事なども踏まえ、FIRE経験をまとめておきたい。
FIREとは
FIRE (Financial Independence, Retire Early)、とりあえず辞書的な意味はこちら。
FIREとは、経済的な自立を実現させて、仕事を早期にリタイアすることです。昨今、平均寿命が延びて一生にかかる費用が増えているため、働く期間を長くして収入を増やすという考え方もありますが、FIREは反対に早期リタイアを前提としています。
在宅勤務・リモートワーク(特に仕事がない時)とFIREは似ている・・・?
在宅勤務・リモートワークで特に仕事がない時は、完全に時間も金もあるが仕事がない状態で、なんとなくFIRE状態であった。
状況
どんな感じでだったか?を他の事例から紹介したい。
例えば彼。
まあ、彼は私より働いている様子。
では彼は?
正直、彼も私よりは働いていた印象である。
要は特に強制でやることもない暇な中でお金は勝手に振り込まれる状態であった。
メリット
FIRE体験から得たメリットは以下である。
時間がある
好きなことがいろいろ出来る。
起きたい時に起き、寝たい時に寝る。
食べたい時に食べ、飲みたい時に飲む。
ただ自由である。好き勝手出来る。
仕事をしなくてもいい
収入があって生活できれば、仕事をする必要がない。嫌な仕事や嫌な人なら猶更である。
デメリット
一方でデメリットが色々と浮上してきた。
すぐ飽きる
まず、1週間位でただの自由は飽きる。
海外旅行で間延びして結局近くのカフェで昼から本読んだりしている時に似ている、と言えばわかるだろうか?
暇になるのである。
個人的には、個人で出来る趣味もいろいろある。
しかしながらひたすら一人で黙々とやるの、別に今じゃなくてもいいのではないか?と思ってしまった。
還暦でも出来る。それこそ100歳でも元気ならできる。若い間から老人と変わらないことをやっていて何になるのか。
他人と予定が合わない
多くの人は暇してない。よって、結局一人で出来ることをやることになる。しかし一人でやれることは既に飽きているし、還暦でも出来ると上に書いた通り今やらなくてもよくない?と思っている。
多分すぐボケる
多分ずっと暇していてもぼけやすくなるだろう。色々な能力が低下しそうであった。
FIREは目指すどころか一刻も早く抜け出したかった
「不自由が自由を規定する」というようにただの暇は、意外と辛いものであった。
個人的には「憧れのFIRE」どころか「一刻も抜け出したい火事場のようなFIRE」であった。
追記:FIRE卒業
FIRE卒業とか言う言葉まで。早期引退を卒業するとは、なかなか斬新。
最も、資金が尽きたために再度働くというのであれば強制的に卒業になってしまうのかもしれない。
✕ 一年でFIRE卒業
○ 貯金使い切った— あんちゃん (@monosoi_akarusa) November 3, 2022
FIRE卒業って卒業の卒業みたいだな。素直に食っていけなくなったから社畜に戻るって言えばいいのに。本人以外はみんなそう思ってるんだし。
— ほいみん (@takechan0720) November 3, 2022
なにがFIRE卒業だよ、FIRE落第だろ。なんでもかんでも良いように言うなくま。
— こぐま@金融動物の森ワーパパ (@kogumathenics) November 4, 2022
FIRE族、FIRE卒業ブーム到来かhttps://t.co/fAj40wVgDu
— 市況かぶ全力2階建 (@kabumatome) November 3, 2022
「FIRE卒業というのかい」
「はい」
「贅沢な名だねぇ…」
「今日からお前はドロップアウト復職組だ。いいかい、ドロップアウト復職組だよ。分かったらさっさっと返事をするんだ、ドロップアウト復職組」 pic.twitter.com/motlZmi4x0— もりや (@naoc1123) November 2, 2022
「FIRE卒業」がトレンド入り。
1年も満たない弱気相場でFIRE続かないってそれはただの休職からの再就職では…
— バフェット太郎 (@buffett_taro) November 3, 2022
FIRE卒業は私には見えていた結論
GSの人が何人もFIREしたけど、暇に耐えられなくなって仕事を始める。
最初の一週間は開放感
昼まで寝て、高級寿司を食べて、映画みて、ゴロゴロして、散歩して、リゾートに行って。
そんなの一ヶ月で飽きる。
— 加納裕三@bitFlyer (@YuzoKano) November 4, 2022
好きなことを仕事に!?
やりたくない程に嫌な仕事であれば、FIRE状態ではやりたくでもない業務から解放されて良いのかもしれない。
しかしながら、やりたい仕事をやっている人からすれば、その仕事も失ってしまうことになる。結構嫌ではないか?
例えばこのブログも収益比率で行くとほぼ利益はない。労働として時給を考えると大幅マイナスである。それでも「書きたいから」という自発的なモチベーションで継続している。
「不自由が自由を規定する」というようにある程度の制約がないと人間行動もしづらいのかもしれない。
やりたい仕事ではない人は、少しでもやりたいことが出来る比率が高い仕事に転職したほうが良さそうである。そう感じるFIRE体験であった。