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コロナの影響で留学や駐在が延期・中止になった方々からの相談と回答

2021年4月14日

目次

  • 質問
  • 留学の実質的な価値について
  • 先延ばしした場合のコストや機会損失・コスパ等について
    • 余命数年(疑い)の通知を受けた時のこと
    • 死に際の後悔の話
  • 塞翁がコロナ
  • 解決方法
    • 解決法1 延期
    • 解決法2 無理やり行く
    • 解決法(?)3 止める・諦める
  • 振り返った時に後悔の最も少なくなるような決断を!
      • 関連記事(自動アルゴリズム)
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公開日:2021年4月14日
更新日:2021年4月15日

当ブログは留学ブログとしても依然として認識いただいている様子で、昨今のコロナ関係で、何件か相談のメッセージを頂いた。

最近戴いた質問と回答、一般的な考えをここにまとめておきたい。参考いただければ幸いである。

質問

(特定を避けるために一部改変・要約)

1.

いつも楽しくブログを拝見させて頂いております。
私は現在、C大学で客員研究員として駐在している、
国内メーカーに勤めているエンジニアです。
大学院に複数応募し、O大学の研究室から入学許可を受け、2021年10月からPhD入学を控えております。

しかし、社費留学の予定でしたが、コロナで話が流れてしまい、funding問題が発生しました。国内・国外奨学金に応募中ですが、当たったとしても、会社休職の損失+奨学金で足りない分の補填を、今後の人生でペイできるか?という答えに悩んでいます。
転職の範囲を広げることはもちろん、キャリアアップ・収入アップも期待できる貴重な経験だと思っていますが、事前にある程度収支を見積もりたいです。
妻の希望で日本に住みたいという縛りがあります。英語力向上やO大卒AIエンジニアの箔が付くことは、どれほどの市場価値があるのでしょうか?はじめさんは日本在住のままペイできると思います

2.

私はK大学2年生です。学内の選考に通り、今年から1年間の交換留学での派遣が決定していました。しかしながらコロナの影響で延期になったり中止になった人も聞きます。仮に今交換留学を諦めると、すぐに就職活動も始まり、もう外国の大学で生活をするという機会はなくなってしまうかもしれません。もし今留学の機会があり今回限りだとすれば、はじめさんはどうされますか?

 

3.

欧米の修士コースに合格しました。コロナ禍ですが、進学しようか迷っています。どうしたらいいと思いますか?

これらに回答するにあたって、いくつか考えておくべき事柄がある。以下にまとめた。

留学の実質的な価値について

色々な方が言及しているが、個人的な経験では、少なくともコロナ以前の「留学の価値」は、自分の実力位しか頼れない状況になりがちなアウェーな環境で修行をすることに価値があると考えている。

個人的な経験では英語がネイティブでもない純ジャパの日本人が、何か国語も出来るような状態がスタンダードなコミュニティに入っていけば、最初はまあ無視されるか舐められる。その中でも、どうにか結果を出して立場を確保していく過程が重要であると感じていた。

しかしここで、オンラインで授業になってしまうと、正直、家でアマゾンプライムやYoutubeを見ているのとほとんど変わらなくなってしまう。むしろ観賞用に作られたアマプラやYoutubeと違い、授業や講義は観賞用に作られることはまれである。マイクや光の設定もあまり良くない。よってこれをひたすら見てたまにオンライン上で話し合いをしても、あまり価値が高いようには感じられない。

実際、私自身資格試験の対策で必須の動画授業のコースを受講した。正直途中で2画面表示でアマゾンプライムを付けたくなったり、寝そうになってしまった。これを延々と行っている昨今の大学生は正直凄すぎると感じるほどであった。

逆に言えば、多くの大学が無料で授業を公開しているのは、映像で見ることが出来る授業自体には、大学の価値をそこまでおいていないといっても過言ではないだろう。

ハーバード留学で他流試合

http://www.orsj.or.jp/e-library/elcorsj60.html

少なくともコロナ前までの固有経験としてはこれが主であろう。

それでも学ぶこともあるにはあるとは思う。ただ、その価値がどれくらい高いかは正直未知数である。個人的にはあまり高そうには思えない。

 

先延ばしした場合のコストや機会損失・コスパ等について

年齢が高くなったり、年収が高くなるほどこれを気にする人が多くなるように思う。コスパ・費用対効果。これについては以下のように考えている。

 

余命数年(疑い)の通知を受けた時のこと

以前健康診断を受けた際に「ある指定難病疑い」の通知を受けたことがある。

その難病をインターネットで検索をしてみたところ、仮に発症した場合「基本的な余命は大体数年、有効な治療方法はない」とのことであった。

すぐに再診・確認の連絡をしたが、それでも再診までは一週間弱の時間があった。

この際に浮かんできた事柄は、主に「あんなことやったな」などと、走馬灯体験に近い状態であった。

サントリーニ島の夕日は綺麗だった。

モナコのF1はバリバリ言ってうるさかったし、男子トイレ長蛇の列で女子トイレはガラガラ。セーフティーカーですらネタみたいな早さだったな。

ケンブリッジ大学もまあ楽しかったな。

そういえばあいつは元気にしているだろうか?連絡位してみようか?

総じてそこまで悪い人生ではなかったように思う。

といった様子であった。

 

もう死ぬんだったらどうしよう。何かやり残したことは?

大学院生の時にもお世話になった先生は40代でがんで亡くなった方は死に際に心境をつづったブログを書いていたし、私も、下書きのものを公開にしておこうか、等などといろいろ考えた。

http://itila.blogspot.com/

 

この時気になったものは、主に体験や経験に基づくものであった。

逆に、キャリアや貯金や資産みたいな話は気にもかからなかった。コスパ?金?何それ?レベルである。

後に指定難病疑いは、誤診であったことが分かったが、真剣に考える機会にはなった印象である。

 

死に際の後悔の話

関連して死に際に何を思うか?という話は多くの記事や書籍で取り上げられている。この際の後悔も主に経験ベースのもので、「もっと金を貯めておけばよかった」「あんなことに挑戦しなければよかった」系の後悔は全くと言っていいほどないというのがポイントである。

看護師が語った、死の直前に誰もが口にする「後悔のことば」

個人的な経験でも、何事にも挑戦してうまくいったら「やったー!」とか「あ、こんなもんか。」と感じて、すぐに忘れる。

挑戦して失敗しても「ああ実力が足りなかった」と感じ、少なくとも納得はしやすい。

一方で、やれる状況に合ったものの、やらなかったものについては「ああー、やっておけば良かったな」と感じることが多い。「アレじゃなくてあっちにしておけばよかった」という後悔もある。

こんな本もお勧めである。


これを踏まえると、せっかく準備をしてきて合格や採用をされてまで、将来のお金を気にして辞めると、おそらく数年後には一生引きずるレベルの後悔が残るのではないか?と予想している。

 

塞翁がコロナ

「この機会を逃すと、もう一生無いかもしれない」

確かにそう思う気持ちはよく分かる。ただそれは意外とそうでもない、というのが個人的な見解である。

世の中、固有の機会は限られていても、似たような機会はいろいろ転がっている。

夏合宿に行けなくても、河口湖に行く機会はその後もあるし、修学旅行先の京都なんかもそりゃあいくらでもある。

同様に交換留学なんかが中止になっても、その際の準備が生きて、数年後には駐在していたりする可能性は往々にしてある。

何があっても、自らが付けた実力だけは裏切らないので、着々と実力を積んでおくことは悪いことではない。

こちらに寄稿を出したので、参考いただければ幸いである。

塞翁がコロナ 篠原肇 米国大学院学生会ニュースレターブログ

参考:新型コロナウイルスで進学・就職・転職に多大な被害を受けた方へ【塞翁が馬】

 

 

解決方法

これらを踏まえて、解決方法は大きく以下の3つである。

解決法1 延期

現状おすすめしているのは延期である。学校によっては入学の延期が出来ます。コロナ中にも出来ることをやっておき、状況が良くなってから行くことを想定しています。

中止する・延期するのであれば、今この状態で出来る代わりのことを頑張るようにしていくのが良いと考えている。(個人的にも海外出張が全部中止延期となったので、業界で国際的に使える資格をいくつも取ったりなどしている。)

ただしこれは、在学年限がある交換留学には使えない。

ただし、先述のようにその後の人生でいくらでもチャンスはあるように思われる。

解決法2 無理やり行く

無理やり行くというのも選択肢としてはある。

特に数年にわたる場合には数年以内に状況が改善される可能性は低くないことが予想される。

これはこれで捉え方によっては「コロナ中に斬新な留学経験をした!」と捉えることも出来なくはないだろう。これはこれで貴重な経験である。

解決法(?)3 止める・諦める

もちろん、コロナ中に気が変わったり、他にやりたいことが出来たというのであれば、中止したり諦めるというのも手ではある。ただし、後悔の無いように。

 

振り返った時に後悔の最も少なくなるような決断を!

結局、いろいろなファクターがあるものの、おそらくこれが一番大きいだろう。「振り返った時に後悔が最も少なくなる決定をすること」

合格や留学が決定していた方は、場合によっては何年もかけて準備をされてきたことだろう。

10年後や20年後、もっと後に振り返った時に、どうすることが後悔が少ないか?を考えるとよい。

起きてしまったことは変えられないので、出来ることに集中することが効果的である。

 

 

ここでは、次のように考えればいい。個人的には次のように考える。

 

仮に進学をして、挫折や退学などになれば「まあしょうがないか。次頑張ろう」となる。

一方で、コロナで行けなくなってしまった、というのを10年後などに振り返ると「あそこでコロナさえなければ」なんて考える可能性が高くなるだろう。しかも受かってはいたのに、外的な要因や損得勘定で辞めてしまったとなれば猶更である。

よって個人的には、「辞退はない。今行くか延期するか?」だけである。

 

以上ご参考いただければ幸いです。

 

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ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所においてウィントン特待生として物理学のPh.D.を取得後、国内外のサイバーセキュリティやマネーロンダリング対策を主とした外資コンサルに従事。現在外資系IT企業の研究職として人工知能/基盤モデル関係の研究を行う。

国際コーフボール連盟IKF委員、日本コーフボール協会理事。

200万アクセス突破。直近の目標は書籍化と出版。

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