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公開日:2015年11月9日
更新日:2019年7月21日
日本でもおなじみとなってきたハロウィンですが、ケンブリッジ大学でも大きなイベントのひとつとして行われます。イギリスの大学では10月から新学期が始まります。この関係でハロウィーンイベントは、大きな季節イベント一発目という位置づけです。
パンプキンカーヴィング
ただのディナーでしょ?と思うことなかれ。まず、飾りつけのかぼちゃ(ホンモノ)を削ってお手製のジャックオーランタンを作製するイベントが前日行われます。ハロウィン当日のディナーの前日にカボチャを削るイベントです。
やってみるとわかりますが、カボチャって結構固い。しかも黄色くなるまで均等に緑の皮を剥くのは至難の業。
でも、やっぱりいるんですよね、匠の技!みたいなレベルの人たち。ちょっと飾ってあったものを紹介します。こんな感じです。
当日にディナーテーブルなどに飾られます。
この週になるとケータリングも、彩られます。例えば、カフェテリアの会計のところでも、こんなだったりします。
一瞬凍った。それどころか3度見位しました。どくろの口から出ているところにカードを当てて支払い。
不注意にこれを見ると、おぼんひっくり返しそうですよね、本当に。
ハロウィンスーパーホール
ダイニングホールがハロウィン仕様のディナーが行われます。ちょっとハリーポッター(ホンモノ)から引用します。雰囲気的には本当にこんな感じです。残念ながらカボチャが浮いている、とかはありません。残念ながら。
写真撮り損ねましたが、料理もカボチャ料理などハロウィンにちなんだものが多い印象です。
仮装
さて、ハロウィンと言えば仮装です。もちろん皆さん仮装してます。
ただ、ちょっと服を着ただけ、とかではない。
ドレスコードがハロウィン仕様。毎年微妙に違います。通常の変装キットを身につけるだけでは物足りない様子で、顔はペイントするわ、もはやガチ過ぎて引くレベル。私も1年目は少々引いてしまった。仮装もちょっと紹介します。こんな感じ。
http://www.funaifoundation.jp/scholarship/201412shinohara.pdf
いや、もうお前誰だよ!ていうか違いすぎて、面と向かっても誰だかわからないよ!
中には全身タイツに骸骨柄書いてる人や、この写真の右側の人みたいに、前身包帯を巻いてマミーをやっていたり。聞くところによると4時間かかったとか言っていた。
「あ、ていうか、大学院生、研究しろよ。ほんと。」って思わず言いたくなるくらいのガチさ加減。このイベントは大学院生向けなのでほぼ全員修士や博士の学生です。
私も1年目はついていけなかったところを、どうにか一時帰国の際にドン・キホーテで仮装衣装を買い参戦。ちょっとは溶け込めた、気がした。
追記
翌年ちょっと気合を入れてコスプレしたら何かが起こりました。
さらに料理をサーブしてくれる方々まで仮装。フランケンシュタインが食事運んできたときは、それだけで吹いてしまった。
ディナーカードもハロウィン仕様。全体的に黒・紫・オレンジのハロウィンカラーです。
ハロウィンBOP
ケンブリッジ大学にはBOP(ボップ)と呼ばれるナイトクラブのイベントがあります。参加費は激安価格であることが多く、大体無料から数ポンドです。
ディナーが終わると、その格好でカレッジ内のバーへ。ナイトクラブ化しています。仮装のまま踊るので、凄いことになっています。かかる曲は基本的に何でもありですが、ハロウィン関係のものが多かった印象です。
おなじみスリラー。神様のカレッジでゴーストがスリラー踊っているとか、もはやどこまでが冗談なのかわからなくなってくる。
カレッジ内のバーもハロウィン仕様。
仮装のままダンス。神様のカレッジ(ジーザスカレッジ)でゴーストが踊っていることになります。Work hard, Play Hardの極みまで行くとこうなるんでしょう。このBOPでもよく流れるWork Hard, Play Hardに丁度いい曲を貼っておきます。
これはそのうちまとめようと思っていますが、このBOPが開催されるごとに通っていたら、よく聞く洋楽に詳しくなっていっている気もします。
終わりに
ということで、日本人の感覚からすると「ちょっと飾りがあって、トリックオアトリートとか言っておけばいいんだよね。」という感じで行くと、離されるどころか、浮きます。もはや一周まわって外野の見学者気分。欧米でハロウィンパーティに参加する際には、本気出して頑張りましょう。