目次
公開日:2015年6月16日
更新日:2019年7月21日
イギリスでは社交の場が多いとされています。大学でも例外ではありません。至る所で社交の場があります。参加していると否応がにも英語や会話の練習になります。
また、どのイベントにもドレスコードやテーブルマナーなどがあり、イベントによってまちまちなので、それらの練習にもなります。
とある一日のディナーの様子を見ていきましょう。
※大学内です。
Grad Hall
所属カレッジの大学院生を主な対象としたディナーに参加しました。この日はカレッジマスター(寮長、学長)も参加されていました。ドレスコードは「カジュアル」です。ガウンを着る必要はありません。
今回ワインはBYOB(Bring your own bottles)と言って持ち込みです。ふるまわれる場合もあります。
プレドリンク
まずは日が長くなってきたため外でプレドリンクという立食ドリンク。シェリー酒またはジントニックが並べられています。アルコールが飲めない人用に水やオレンジジュースもあります。
このディナーではありませんでしたが、飲み物を継いでくれる人がいて、シャンパンプレドリンクもかなり多くあります。
ディナーテーブル
ディナーカードに本日のメニューが書いてあります。この日は4コース。メニューはネイティブでもよくわからない単語が多いのだとか。
スターター
Cornish Fish Soup with Rouille and Croutons
(コーンフォール地方産の魚のスープ、ルイユソースとクルートン添え)
ついでにパンもサーブされます。
メイン
Rump of Lamb with Artichokes and Baby Onions
(子羊の臀部、アーティチョークとベビーオニオン添え)
Baked Goats Cheese wrapped in Brick Pastery (V)
ベジタリアン用にはほかの料理が出てきます。
付け合わせ
Pommes Écrasées (つぶしたジャガイモ)
Fine Beans (ファインビーンズ)
Leeks with Thyme (ねぎとタイム(ハーブ))
付け合わせを取ります。付け合わせは大きいさらに盛られて約6人分で出てきます。
Écraséesって、もはやフランス語じゃないですか。
盛るとこんな感じになりました。
デザート
Rhubarb and Orange Syllabub with Toasted Nuts
(トーストナッツとルバーブとオレンジシラバブ)
もはやどう訳せばいいのかもよくわからない感じです。
ムースケーキのような触感でした。
Cheese and Biscuits
最後にチーズ、ブドウやセロリとクラッカーが配られる「チーズボード」が来ます。
この日は席の関係でうまく取れませんでした。取り次第ここに追加しようと思います。更にポートワインという甘くて濃い目のワインが注がれます。
コーヒー(または紅茶)チョコレート
Coffe and Mints College Port
最後コーヒー、または紅茶。ミントチョコも添えられています。
以上で終わりです。時間は大体1時間半から2時間です。
いかにも値段が張りそうなものですが、実は10ポンド(1800円)しません。大体1ポンド100円で考えると日本での感覚と一致することから、約900円くらいの感覚です。資産運用が上手いらしく、その恩恵を学生が受けているような状況です。ただし内部生または教員のみしか予約ができません。(ゲストを呼べるものもあります。)
終わりに
こう言ったイベントに日常的に参加していれば、テーブルマナーは自動的に身に付きますし、初対面の人との会話にも困らなくなっていきます。なかなかいい機会だと思い、私は個人的に出来る限り参加しています。このほうが社交の練習にもなってよいのではないでしょうか。