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公開日:2016年1月27日
更新日:2017年1月7日
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id=”はじめに”>はじめに
イギリスの正式名称はグレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国です。グレートブリテン島はイングランド・スコットランド・ウェールズの3つが構成しています。このためイングランドでもスコットランドのお祭りなども祝うことが多いです。特に国際的なグループだとなおさらです。さて1月のスコットランドのお祭りの1つバーンズナイトについて紹介します。
ロバートバーンズって?
スコットランドの詩人。上記の写真の方。どんな曲を作ったかは、後々触れます。結構有名な曲を書いてたりします。絶対聞いたことあると思いますよ!
バーンズナイト・スーパーホール
例によってケンブリッジイベントです。力はいってます。バーンズナイトで何をやるかは大体決まっているみたいです。それにほぼほぼのっとって行われます。
バーンズ・ナイト/バーンズ・サパー
年間いつでも行われることがあるが、特にスコットランドではバーンズの誕生日である1月25日又は25日付近の日はバーンズ・ナイトと呼ばれ、バーンズ・サパーを開きバーンズの生涯や作品である詩を記念し祝す日とされている。セルカーク・グレースでディナーが始まり、メインディッシュには伝統料理ハギスが供される。バグパイプに率いられ運ばれてきたハギスを前にバーンズの『ハギスに捧げる詩』(Address to a Haggis)を暗唱し、ハギスにナイフを入れる儀式が行なわれる。さらにバーンズの詩やバーンズにちなんだ話、バーンズの詩による歌謡や音楽が披露され、最後に参加者全員で手をつなぎ、Auld Lang Syneを歌って終宴となる。
なにやら書いてありますが、ちょっとそれ通りなのかを見ていきましょう!
開催日
さてまずは開催日。2016年1月23日(土)でした。あれちょっと早くない?まあこれはあれですよ、日本でもお祭りは一番前の週末にやったりするじゃないですか。あれと同じですよ。土曜日はイベントディナーという風に割り振られているので、こうなったみたいです。まあ、誕生日に一番近い土曜日ということで、しきたりどおりではないでしょうか?
デコレーション
まずディナーテーブルが、青と白の模様。これもう完全にスコットランドの国旗をモチーフにしてある。
バグパイパー
スコットランドといえば、バグパイプ。バグパイパーの演奏つき。写真、暗い。フラッシュだめかと思ってこんな感じに。雰囲気だけはYoutubeに頼りましょう。
セルカーク・グレース
昔スコットランド語?をちょっと習ったことがあるというオーストラリア人学生によるグレース。確かになんかスコティッシュっぽいアクセントだったような・・・?まあ一応しきたりに則ってます。
ディナー
こちらが本日のディナーカード。5コース。ハギスやスコッチなどのスコットランド特有のものが目立ちます。
スターター
Arbroath Smokie and Salmon Fishcakes with Buttered Spinatch and Isle of Mule sause
アーブロース(スコットランドの港町)燻製コダラとサーモンのフィッシュケーキ。バターで炒められたホウレンソウとムールソース添え
(もはや訳が厳しい。)
一言でいうとサーモンコロッケみたいな感じでした。
スコッチウィスキー
スコッチウィスキー来ました。めっちゃ濃いっすよこれ。
ハギス
スコットランドと言えばハギス!きました。これです。
Macsween of Edinburgh Haggis Puff Pastry Roll with Neeps and Totties. (訳をあきらめた。)
茹でた羊の内臓(心臓、肝臓、肺)のミンチ、オート麦、たまねぎ、ハーブを刻み、牛脂とともに羊の胃袋に詰めて茹るか蒸したプディング(詰め物料理)の一種である。
味は、うーん、ギョウザみたい、かな?
スターター、ハギス共に包みもの。バグパイパーによってサーブはされなかったが、この際にバグパイパー再度登場。
メイン
Scottish Siroin of Beef served with clap shot , Wild Mushroomsm, Curly Kale and Wiskey Jus(もう訳は気にしない。GREの単語よりもえぐい。)
スコティッシュビーフステーキ。うまい。基本的にイギリス、肉はおいしい気がする。3皿目が出てきていて、既にこの時点で結構満腹。
デザート
Warm Dundee Cake Cranachan Ice Cream and Blood Orange Sauce
まだ来ます。蒸しパンとアイスクリーム。デザートは別腹精神でどうにか食べる。もう結構きついですよ実際!?
チーズ
Scottish Cheese Platter with Oatmeal Biscuits and Chutney
Coffe and Drambule Truffles
5コースディナーの鬼門は、最後のほうのチーズ。4種類のチーズと5種類くらいのクラッカーが出てきます。ボードでチーズ、クラッカーがバスケットで回ってきて各自取る形式。おいしいんだけどね。うん、おいしいんだけど、ちょっと量がやばい。今回は際立って多かったのか、チーズの残りが目立った。
ポートワイン
チーズボードにつきものなのが、このポートワイン。甘い。アルコール濃いめ。
スコッチウィスキーとポートワインが一緒に出るとか、マジで真剣につぶしに来ているんじゃい勝って感じるレベル。
コーヒーとトリュフチョコレート
ま、まだくるんだ…。口直しのチョコレート。
イギリスの長くて暗い冬の夜のキャンドルディナーです。全体的に暗すぎてフラッシュ無しだと全然上手く撮れない。しかも一眼レフでもないから期待しないで。。。
まあ、キャンドルディナーなんで暗いってことで雰囲気こんな感じってことで許してください。
Auld Lang Syne
最後に、Auld Lang Syneを歌って終わります。え、何その曲?聞いたこと無いんだけど!と思ったそこのあなた!本当でしょうか?Auld Lang Syneはこの曲です。
あれ、どこかで聞いたことないですか?
そうあれです、卒業式などでよく歌われる「別れの曲」として定着している「蛍の光」と同じメロディー。
蛍の光のイメージで行くと、完全に別れの曲なんですが、
実はこの原曲の方はAuld Lang Syneを意訳するとtimes gone by 歌詞自体は、旧友と再会して思い出話をしながら酒を飲む歌です。要するに再会を祝福する曲です。何でこうなったんでしょう?クリスマスとお正月とバレンタインデーが原型と比べて日本版はひたすらごっちゃになっているのと同じで、日本のどうしてこうなった!のひとつに数えられそうです。
ロバート・バーンズはこの曲の作詞者として知られています。
年始やBBCプロムスなどでも歌われています。そのときは大体こんな感じで手をクロスしてつなぎながら歌います。
いや、これも何で手つなぐの???とか思っていたら、
歌詞の訳が
いまここに、我が親友の手がある。
いまここに、我らは手をとる。
いま我らは、良き友情の杯を飲み干すのだ。
古き昔のために。
とあります。あー歌詞どおりなのね。
終わりに
とまあ、相変わらずイベントディナーは、派手だし凝ってるし、さらに文化の勉強にもなります。