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公開日:2016年6月5日
更新日:2019年7月15日
ケンブリッジ大学の1年いわゆるアカデミックイヤーは10月中旬に始まり、6月中旬に終わります。6月中旬から10月中旬まではいわゆる夏休みにあたります。以前書いた記事のカレンダーを参照するとこんな感じ。
今回はこのイベントについてまとめたい。
Michaelmas Term
10月に始まるこの学期はMichaelmas Term(ミケルマス)と呼ばれる。このタームでは、主にイントロダクションや新歓にまつわるものが多い印象。
マトリキュレーション
カレッジに入学する。入学の際にノートに記名をする。メンバーは特別なことがない限り生涯有効となる。
入学式の写真。ガウンを着てカレッジマスターやチューターと集合写真を撮る。 当時はブログを書いていなかったためきれいな写真がなかったが、検索したところ発見。(よく見ると友人のブログであった。)
プロのカメラマンも来て写真撮影を行います。
新歓フォートナイト(二週間)
ひたすらいろんなイベントがあるが、本質的にはどれも飲み会だったような気がします。
ソサエティの新歓
ケンブリッジ大学はカレッジと大学に分かれていて、かつ学生は両方に所属する必要があります。カレッジごとのソサエティのほかにも大学のクラブの新歓もあります。各スポーツでは選抜トライアウトや音楽のセレクション案内もここで行われています。
変わったことをやる人が多いのか、変わったサークルも目立つ。しかも全部大学の公式団体だというから、更に。
それぞれのクラブでの新歓でも飲み会があります。クラブにもよるとは思いますが、日本とは違って、新入生も参加費がかかっていたような。
ハロウィン
大体これが落ち着いたころ、10月末と言えばハロウィン。カレッジごとに様々。
11月は比較的何もないですが、クラブなどの活動以外で、例えば学内のカンファレンス形式のものなどが充てられている印象です。
ラグビーバーシティマッチ
12月の頭には、ラグビーのバーシティマッチが行われます。
クリスマスイベント
12月と言えば、クリスマスです。下記リンクはカレッジのイベントですが、一般的な傾向として日本の忘年会感覚でほぼ全コミュニティがクリスマスパーティやディナーを開催します。
クリスマスが終わると、それぞれ自国に一時帰国する人が増え、ケンブリッジは半ばゴーストタウンのようになります。ただアジアやオセアニア地方の人はとどまることが多く、とどまった人向けにイベントが開催されたりもします。
Lent Term
1月中旬から始まる第二学期はLent(レント)タームと呼ばれます。1月末には、スコットランドのバーンズナイトが行われます。
大体2月の頭には、旧正月(Chinese New year)関連のイベントが起きます。ディナーがある場合には、往々にして一風変わった味の中華が楽しめます。http://www.cambridgechinesecommunitycentre.co.uk/en/Newsletter/newsletter-en.html
この学期の印象としては、第一学期よりもセミナーが多い。
レントタームの最終週前後では、オックスフォード大学との対抗戦、バーシティマッチが行われます。
インカレもこの時期には終盤になってきます。
Easter Term
第三学期のイースタータームは、学部生の試験期間にあたるため、イベントはあまり行われなくなります。
イースターディナー
メイウィーク
試験期間が終わると一気にお祭りムードに突入します。そこかしこでガーデンパーティが開催されます。Suicide Sunday(自殺日曜日)という名前が付いた日からメイウィークは始まります。
メイボール
かの有名なメイボールもこのメイウィークに行われます。
End of the year dinner
すべてのイベントののちに、End of the Year Dinnerという打ち上げに近いイベントがあり終了します。
http://www.funaifoundation.jp/scholarship/201412shinohara.pdf
以上です。年中イベントが多い印象です。
夏休み中
夏休み中は、学校のイベントはなくなりますが、世界各国の高校や大学から短期留学の学生が訪れます。こちらも時期は3月でしたがこのような感じで世界中から。
終わりに
「よく遊びよく学べ」を体現したようなカレンダーでした。尚そんなに参加していて費用は問題ないのか?という意見もありそうですが、メイボール以外は大概高くても2000円程度なので問題ないでしょう。