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公開日:2016年6月25日
更新日:2019年7月15日
メイウィークには打ち上げと送別会をかねて多くのイベントが行われることはすでに述べました。終盤には文字通りのEnd of the year dinnerが行われます。こちらはアカデミックイヤーの終わりに、打ち上げですが、文化的に服装はフォーマルです。
プレドリンク
ディナー会場に入る前にプレドリンクが行われます。こちらはもはやカレッジやディナー形式にもよりますが、シャンパンか水、オレンジジュースが多い。
または、エルダーフラワーというハーブ風味の水。日本でいうところの「いろはす」的なものが出ます。
テーブルプラン(席順)も掲載されていました。ただ、このテーブルプラン、Mr Aや Ms Bなどと、名字で書かれていたため、通常ファーストネームで呼び合っている関係もあって、誰が誰だかよくわからない状況であった。
テーブルプランはあらかじめ、誰と座りたいかなどを8人まで指名して提出できる。
ディナー
ディナーは通常より長く、5コース。ワイン付き。
通常はディナーカードは、紙がぺら1枚の時が大半だが、今回は折り畳み式で厚紙、名前入りだった。
スープ→魚→肉→デザート→チーズ→コーヒー。すいません、なんだかピントが合っていない…。
なんだかいつもよりも豪華。よく見ると皿も普段のものとは違った。
ちなみに普段の皿はこちら。
ただ、ガスパッチョは相当に不人気であった。
ディナー後には、今年はどんな年だったかを総括した(往々にして素晴らしい年だったというのが暗黙の了解)会長から挨拶があったり、来期の代表への交代のあいさつがあったり。大げさ目にヤジを飛ばしたり、終始お祭り仕様。
カレッジバー
ディナーが終わったら、お決まりのようにカレッジバー。
www.hajime77.com
特に修士コースの学生は次の週に卒業式が控えているので、家が一緒等ならまだ会う機会があるが、公式にはこれが最後の機会になる。このため既に午後10時を過ぎているが、お決まりのように12時のバー閉店まで語り合う。
BOP
日が変わったらさすがに終わりかと思うが、実はこれも続きがある。BOPと呼ばれるディスコ化した部屋で騒ぐ。今回は2時まで続いた。
Bop Equivalent of school discos at a Cambridge College, normally cheesy, but expanding to alternative scenes. Generally organised by ents (short for “entertainments”, see below) committees. The most famous scenes in Cambridge include Kings Cellar, Queens’ Bops, Johns’ Boiler Room, Clare Cellars and Churchill’s Pav. See individual Colleges for more detail.
今年は趣味がDJの人が参加していなかったが、ディスクジョッキーキットがなくても、部屋を暗くして大音量でこういうYoutube動画を流せばそれっぽくなる。
New Best Club Dance Music Mashups Remixes Mix 2016 – CLUB MUSIC
終わりに
総じてイベントばかりのカレッジのコミュニティ。遊んでばかりでしょ?とはよく言われる。確かに個人的にも遊んでいる意識もある。ただそれでも、学部で勉強することも重要だが、こういう環境で実践的な経験を通してしか学べないことも非常に多いことを痛感している。
入学の際にとあるケンブリッジの教授から聞いたアドバイスのひとつにこんなものがあった。
「忙しいのはわかるけれど、研究室と自宅、スーパーマーケットの『三角形』で過ごすのは出来れば避けてほしい。積極的にイベントやセミナーに顔を出してほしい。年齢・国籍・分野を超えて対等な立場で利害関係を持たずに話し合うのは非常に重要なことだ。」
入学当時は、「そりゃそうだ。」と一般論的に、一種の説教や格言としては知っていたが、参加し続けた今では「そりゃそうだ。これがないんじゃこの大学の意味がない。」と思うまでに至った。
社交って大事ですね。