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公開日:2017年7月9日
更新日:2019年7月15日
どこの大学にもOBが存在する限り、OB会はあることでしょう。OB会があればOB向けのイベントが開催されます。
もちろんこれは、何も日本に限ったことではなく、ほかの国でも当てはまります。
オックスブリッジ(オックスフォード・ケンブリッジ)でももちろんあります。むしろこちらの方が日本の大学のOB会よりも先かも。
OBが多いと寄付が集まります。寄贈者はドナーと言います。
また、イギリスの夏といえばガーデンパーティ、園遊会です。
よって、OB会向けのガーデンパーティーが開かれます。
今回は、ケンブリッジ大学のカレッジの、OBとドナーのガーデンパーティに現役学生代表として参加しました。
卒業生・寄贈者園遊会
Jesus College, Cambridge, Facebook Page
参加者
参加者は、主に卒業生とその友人。Alumni and Friends という表現をよく使います。
皆さん母校愛が強いのか、今回一番古い方では、1948年入学という方がいらっしゃいました。
大体数百人ほどの参加者。
学生との会話では、「なんか今日だけ、平均年齢が普段の3倍位になってるよね。」なんてことが。
カレッジのネクタイをしている人多数。(後述)
プログラム
プログラムは主にレクチャーと、ガーデンパーティ。
レクチャー
レクチャーは、現役の教授や学生が発表をします。数名の発表ですべて一般向けの話です。
これに、今回は依頼を受け発表してきました。内容は、こちらのGraduate Conferenceで紹介した記事とほぼ同様です。むしろこれがきっかけで依頼をいただきました。
Graduate Conference分野横断型の学会での発表ケンブリッジ大学/大学院
ちゃっかり公式ページにもあげられていた。着用している赤黒ストライプのネクタイが、カレッジカラー。
私は大学院生のスロットだったので狭めの部屋(100人くらい)でしたが、高名な教授の発表は新設されたレクチャーシアターで行われていました。こんな部屋。
この部屋のレクチャーだけ録画がされていました。
雰囲気は本当にこんな感じであった。
ガーデンパーティー
レクチャーの時間が終わると、なんともイギリスらしく、ガーデンパーティが開催。マーキーテントで、シャンパンやスコーンなどが振舞われる。
イギリス人は、太陽が出ていると外に出たがる傾向があります。
マーキーテント
さて、ここで一番言いたいのはこちら。タイトルの凄かったのもこちら。
上記のテントはもちろん仮設テントです。
仮設テントの中はこちら。
…レッドカーペット!
なお、バズーカ砲のようなカメラの画像と比較するとスマートフォンカメラではこれくらいが限界です。
さらに画像の上の方を見てみると、何やら照明があります。よく見ると・・・?
シャンデリア!!!
仮設テントがレッドカーペットとシャンデリアです。気合十分。シャンデリアも炎型の電球で、実際の炎ではない。
感心するとともに思わず笑ってしまった。
終わりに
母校が好きだという方は、どの国にも多いようです。歴史が長く結束が強いところのほうがこの傾向は強いんでしょう。
個人的には大学・カレッジには非常にお世話になっているので、お礼を言う非常にいい機会となりました。
入学したての頃は、英語で話すことすら緊張するレベルであったのに、今となっては純ジャパの割にはイギリスの大学で英語での発表を学生代表でやることになるくらいには話せるようになりました。これも大学と同僚のおかげです。卒業したらOBとして参加することになりそうです。
それにしても、テントでのシャンデリアは、斬新ですねぇ…。