
目次
公開日:2016年2月16日
更新日:2019年7月15日
はじめに
イギリスの大学でも日本の大学の部活のようにインカレがあります。今回参加したインカレの地方大会をまとめてみました。あ、もちろん競技は安心してください、コーフボールですよ!
イギリスの大学スポーツ
イギリスの大学スポーツはBUCS(Brisith Univeristy College Sports)が統括しており、コーフボールはその1種目として所属しています。その中でも、コーフボールはBSKA(British Student Korfball Association)が運営を担っています。この団体はリーグの形式やユニバーシアードメンバーの選考などを行っています。
British Student Korfball Association | Developing, promoting and representing Student Korfball
インカレの構成
コーフボールのインカレは2016年では、Preliminary, Regionals, Nationalsの3段階構成になっています。Preliminaryは各小規模の地方の大会になっています。上位4チームがRegionalsに進出します。8地域に分かれています。
RegionalsはPreliminary Roundを勝ち残ったチーム4チームが、2地区合同で8チームで競います。上位4チームが本選に出場できます。これは4地域に分かれています。
Nationalsはそれらの勝ち残り上位16チームで競います。
今年の参加チームは全57チーム。そのうち本戦出場は16チーム。どうですか?マイナー競技のはずなのに、結構狭き門ではないですか?
Preliminary
と言うことで振り返ってみます。さて、今回のRegionalのに向かう前に、その前の段階のPreliminaryに少しだけ触れます。そもそもなんでこの記事書かなかったの?ていう話になりそうですが、なんと言うか、書かなくてもいいんじゃないかな・・・?って言うくらいの試合結果でした。
ケンブリッジ大学はSouth Midlandsエリア所属です。会場はケンブリッジ大学スポーツセンター。(Cambridge Sports Centre)普段練習しているコートでした。
コーフボールはバスケットボール系の競技であるため、通常は結構点数が入ります。Preliminaryの試合は、全体的になんか20-1とかそういった感じでした。もはやシュート練習。で、危なげなく1位通過。
Preliminary全体の結果がこちらになっています。なんか地域ごとに5チームのところと10チームのところがあって相当不公平な気もしてしまうんですが、まあ、しょうがないんでしょうか・・・?
Preliminary Results 2015 | British Student Korfball Association
イギリスの大学なんで、結構聞いたことがあるような大学が多いのではないでしょうか?
Regionals
さて本題です。今回Regionalはカンタベリーのケント大学のスポーツセンターにて行われました。8チームがPreliminaryの結果に応じて、2プールに分けられ、まずは4チームごとの総当たり戦を行います。総当たり戦の結果から、最終順位を決める試合が始まります。
到着まで
いやー、ケンブリッジからカンタベリーまでって、結構あるんですよね。車を運転できる人たちで手分けしてZip Carというレンタカー等を借りて、どうにか向かいます。当日は朝6時集合とかでした。正直えぐかった。大会受付が早いからしょうがないんだけども。
カンタベリーはあれです、イギリスとフランスの間の海峡であるドーバー海峡の近くです。
第一試合
ウォーミングアップ。バスケットボールよりもゴールが高いので物理学的に考えて、必然的に下投げや両手うちが多くなります。
第一試合はUniversity of Essex。なんですかね、相手。選手の何人かがルールをわかっていなかったような。おそらくバスケ部とラグビー部から連れてきたんじゃないかって言う動きの人がちらほら。
このチームを相手に私たちはメンバーも総入れ替え、いろんな組み合わせを試したりと、完全にウォーミングアップ状態。
結果19-1。ちなみに1時間のフルゲームではなく20分ハーフでした。
第二試合
第二試合はDe Montfort University。このチーム一度Preliminaryであたっていたチーム。
1試合目は写真も撮ってなかったようですが、この試合はありました。
私も写っていました。
途中からコーチから「はじめは左手禁止」という、利き手使わないで試合しろとか言う「なんかの漫画かよ!」っていうような練習も取り入れられてしまった。(※公式戦ですよ。)
これもほとんど記憶にないくらいの大差だったような。確か17-2?あっけなく2勝目。
第三試合
相手は常に優勝候補のイーストアングリア大(UEA)!、の2軍。これも記憶に無い。スコアは16-2。ただ私はリバウンドのキャッチに失敗し、1点取られた覚えが。。。
確かこれはこの試合。
コーフボールの試合でアリウープを決めるという。
— HajimeShinohara (@HajimeShinohara) 2016年1月30日
3戦全勝。気付いたらただの虐殺でしかないグループリーグを終える。
第四試合(準決勝)
相手は去年は敗北したBedford University。去年はユニバーシアードキャプテンも在籍していたが、彼が卒業した今年は・・・?
さて、立ち上がり。最初立て続けに2点取られスコア2-0。本日どころか今シーズン初めてのビハインド。
ただそこから徐々にペースを取り戻して、結局14-7で勝利。コーフボールは試合時間が結構長いので、巻き返しがききます。これがサッカーで立ち上がり2-0だと、厳しいですけども。
自分たちはうつっていなかったけど2ndチームがBedfordと戦っている写真を発見。鮮やかな青のユニフォーム。
そして決勝へ。相手は、知っている限りでは、ケンブリッジが確かここ数年間は勝ったことが無いUEA。去年のNationalsでもベスト8決めであたり、前半は奇跡的に2点リードしていたが、結局戦力がえをされて負けた相手(スタメンじゃなかったんかい!)。UEAは去年はNationals準優勝、2014年も準優勝、2013年は優勝。果たして・・・?
決勝
私もスタメンで出場。相手は明らかに今までの相手と比べて動きが良い。
なかなか得点が決まらず、ファールが増えていた。
リードが広がりそうで広がらないまま確か3点差で前半終了。
ハーフタイム。とりあえず手汗がすごかった。上記の写真を撮られていたとは全く気付かなかった。
後半。徐々に差が広がり始める。私は個人的にはほぼ4試合走った後であったため結構、肺にも足にも来ていた。そんななか。
知らぬ間に気付いたら無意識にこのポーズ。
結果残り5分で6点差。これはほぼほぼ逆転されない点数になったところで入れ替えて出場。最終スコア12-6。気付いたら決勝でもダブルスコア!
集合写真
試合直後の集合写真。
私バッシュ入れると182cm程なんですが、小人に見えます。
2軍メンバーも一緒に集合写真。それでもやっぱり私、背低いほうですねぇ・・・。真ん中の2人は2メートル近くあります。
写真はクラブのFacebookページ(Cambridge University Korfball Club)から。
Regionalsの結果はこちら。
表彰
結局1位で終わり表彰される。
得点王は同じディヴィジョンで戦っていた、チームメイト。MVPも逆ディビジョンのチームメイトが獲得。良かったよかった。賞品はワインだった。2人とも昨年のユニバーシアードのイングランドの代表メンバー。ちなみにコーチはウェールズの現役の代表メンバーで、私は日本代表メンバーとして、去年出場しています。気付いたら4人も代表経験者がいれば、そりゃあ強くもなりますね。
Blue Bird
ケンブリッジ大学体育会公式ページ Blue Birdにもこの地方大会で優勝した際の記事が掲載されています。
続きは・・・
今シーズン次の重要な試合は、オックスフォード大学とのVarsity Matchがオックスフォード大学で行われます。
Nationals本選は3月5,6日にイーストアングリア大学(University of East Anglia, UEA)で行われます。組み合わせは以下のようにドローで決定されました。同じ地方のチームは、同じプールには入らないようになっています。
乞うご期待!