賄賂(わいろ)の贈り方。民間人がやっている。意味合いも異なる。タンザニア編


はじめに

一般的に禁止されている賄賂(わいろ)ですが、国によっては暗黙の了解でビジネス化していることもあるようです。 タンザニアでは、相当に流行っている様子でした。実際の経験を元に説明します。

警察

日本ではまずありえない話ですが、警察が賄賂を当てにして捜査や交通整備をしています。

以下実際の体験談です。

タクシーに乗っていたところ、道を整備中の警察にタクシーが止められました。あろうことかタクシーは警察を振り切ろうとしてスピードを上げた。高速道路でもない通常の道路で時速100kmを越える速度で爆走し、カーチェイスが始まった。途中の赤信号も無視。クラクションの嵐。数キロの後に、タクシーが渋滞して動けなくなっているところを後から追ってきていた警察にとめられました。

私の感覚では、タクシーは道路脇に止められるのかと思ったら、なんと警察はタクシーのドアを勝手に開けて隣に座ってきた。黒く光る手錠と拳銃。

その後、警察に警察署まで運転していけと言われたようで、タクシーは警察署へ向かう。数分運転している間、ドライバーと警察が激しくスワヒリ語で口論している。なにやら合意ができたのか数秒の沈黙が起き、タクシーが道端に停まった。

結局ドライバーが、賄賂を払うことになった様子だった。 がしかし、どうやらドライバーが保持する全額が満足がいく額では無かったらしい。

その後の警察官の私たち乗客に対する発言

「金払うの準備できてる?」

もはや意味が分からなかった。

警察に呼び止められているのはドライバーであって、私たちはただタクシー乗客である。ドライバーに振り切ってくれと頼んだわけでもない。要するに私たちはただ巻き込まれただけなのに、なぜ・・・?訳が分からず抵抗する私。ドライバーによると、ドライバーが警察に賄賂を払うから、先に会計を済ませてほしいとのことらしい。

私の財布を血眼で見つめる警察。

ただ幸いなのか、不幸なのか、この日は最終日で空港に向かっている最中であったため、現金は日本円換算で200円ほどしか持ち合わせていなかった。警察は若干驚いたような、困惑したような表情をしていた。そして

「何でそんなにお金持っていないんだ!」

と怒り交じりで言われる私。

私「今日が最終日で今から帰国の為に空港に向かうところだからキャッシュは持っていない。」

苛立ちだす警察。

結局被害は数百円程度で済んだものの、危うくタクシーでATMのところまで連れて行かれそうになったりと、散々であった。

結局タクシー運転手が支払った賄賂総額は日本円で2000円ほどであった。

私たちがお金を持っていなかったせいで思ったよりは少なかっただろうが賄賂を受け取ると、警察は満足げにタクシーを後にした。

仮に正式に罰金を受けると数十倍の罰金を受けるらしい。

しかしながら一般人が捕まえたところで罰金を払わされたとしても、捕まえた警察には直接資金が入ってくるわけではないのでしょう。警察本人もわいろのほうが嬉しいのかもしれません。現地民もタンザニアの警察は給料よりも賄賂を当てにしていると言及していた。

そもそも 彼らの会話や警察がトランシーバーで会話している中で、いくつかの単語、白人や中国人を意味するスワヒリ語が飛び交っていたことから、もともと私たちの金目当てで「捜査」をしていた可能性が高い。

タンザニアでタクシーを利用する際は気をつけてください。

飛行機

警察ですら、ちょっとお金を出せば買収できてしまう国なので、他の機関ではなおさらかもしれません。 こちらも体験談です。正確にはこちらは、賄賂というよりも、特別措置の為の追加料金ともいえるでしょう。

いるかツアーがものすごく遅れて、ザンジバル島からタンザニア本土への帰りの最終フェリーのチケットが買えなかった私は、港にお決まりのようにいるダフ屋からまずチケットの購入を試みた。しかし、現金を持っていなかった私は結局チケットを買えずにフェリーチケットのダフ屋に連れられタクシーで15分ほどのザンジバル飛行場へ。

最初は「100だ!」と言われて100,000TZHを用意したところ、いいや「100USDだ!」という為替を利用したぼったくり手法などにより何回もATMと空港脇のダフ屋を行き来して結局当日フライト15分前にチケットを手に入れた。

外国人ぼったくり方法と対策【タンザニア/アフリカ/途上国/外国/海外/旅行】

外のダフ屋は道でたむろしている老人の風貌、対して航空会社の人は、日本の空港にもいそうな制服を着ている。

ぱっと見彼らの間につながりはなさそうだが、結局航空会社の人とダフ屋の人はこういった追加エアタクシーチケット販売の「ビジネス」として成り立っているようだ。

結局渡した料金を半分に分けていた。

手に入れたチケットがこちら。※航空会社保護の為一部加工を加えました。 f:id:HajimeShinohara:20151012015035j:plain

まず、日付。私がタンザニアにいたのは8月。乗ったのも8月。これ6月20日。

名前、苗字がSHINORA。間違えてるんですけど・・・。

一応発行者にも確認しましたが「問題ない問題ない、ハクナマタタ!」

(ハクナマタタ:ディズニーライオンキングで有名なこの単語は、Take it easy, 問題ないさの意味。) そのまま発行者が私を連れて空港内へ。一応荷物検査はあった。

結局乗れましたが、なんともずさんな感じが否めないチケット販売なのでした。

When in Tannzania, do as Tanzanians do. 

タンザニアに入りては、タンザニア人に従え。

ということでタンザニアでの習慣に従って「追加料金」を払って、エアタクシーのチケットを取得しました。異文化体験とは正にこのことですね。

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