目次
公開日:2016年2月18日
更新日:2019年7月15日
はじめに
このブログの人気記事のひとつが、ピッキングでの鍵の開錠方法。実際友人が旅行先でスーツケースの鍵をなくした際に、スイスアーミーナイフでガチャガチャやったら簡単に開いたことをきっかけに、ピッキングに興味を持ち、ピッキング方法を調べてまとめた記事です。
今回は、そんな様々ある鍵の中、特に、アメリカ・カナダへの旅行でよく使われているであろうTSAロックについてまとめました。
そもそもTSAロックとは?
そもそもTSAロックとはなんなのでしょうか?
TSAロック(ティーエスエーロック)とは、アメリカ国土安全保障省の運輸保安庁 (Transportation Security Administration) より認定を受けた、旅具等に備えられた施錠機構の総称である。「赤い菱形(TravelSentry 社製)」または「赤い松明(SafeSkies 社製)」のマークが付いている。
アメリカの認定を受けている施錠機構だそうです。確かにこのマーク、見たことある人も多いのではないでしょうか?日本でもよくうられているタイプです。
TSAロック開錠方法
さて、鍵をなくして困ったときの開錠方法です。Googleに聞いてみましょう。
Picking a TSA LOCK with a PAPERCLIP!!! Worst security EVAR!
はい、ピンで開きます。
How to open TSA luggage locks?
はい、余裕でした。
TSA lock picking picks 3 ways.
マスターキーも11種類存在するとのことですが、そんなものなくてもヘアピンで開きそうですね。
ということで本質的には、他の鍵と同様に、ヘアピンで開いちゃいます。
本格的に開けたい人は、こういうツールも売られています。
3Dプリンタ
なおTSAロックに関しては、3Dプリンタの流出データをでマスターキーを印刷して、実物を作ったところ、上手く開く合鍵が作れてしまったそうです。
いやー、もはや「3Dプリンタの応用事例」ということで工学的視点から、感心してしまいました。ま、そもそも、3Dプリンタみたいな高度な技術を使わなくても、ヘアピンで開いちゃうんですけどね。
結論
そもそも、スーツケースはヘアピンで開くことが判明してから、スーツケースの中に貴重品入れなければ、別に鍵かけなくてもいいんじゃないかって気すらしてしまいます。本気であけようとしたら、そもそもヘアピンの簡単なピッキングで鍵開くんで。ガチであけようとする泥棒が来た場合には、もはや数分の時間稼ぎにしかならない。そもそも、スーツケースの強盗って、スーツケースをナイフで破ってたりしてませんでしたっけ?もうそんなの相手だと鍵どころでは無い。
そんなわけなので、もしこの記事を見ている方で、TSAロックのバンドの鍵をなくしてしまった方は、まずは、ヘアピンで試してみて開錠。もしそれでもだめなら、バンドを切断してみてはいかがでしょうか?セキュリティとしての効果はそこまで高くないので。勝手に開いちゃうのを防止するためのゴム紐とほぼ同等です。