アルティメットU23世界選手権観戦に際し思ったこと


はじめに

アルティメットって知っていますか?フリスビー使うあれです。私も少し競技暦があること、今回U23の世界大会がロンドンで開かれていたこともあり、試合を観戦した際の感想などを以下にまとめておきます。

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そもそもアルティメットって?

アルティメットって聞いたことありますか?アルティメットも超マイナースポーツからみれば、ものすごくメジャースポーツのように感じますが、メジャースポーツからすればまだまだマイナーです。

名前がUltimate=究極と、少々いかつい名前です。実際相当きついスポーツ。

日本の旗には、日の丸に「究極」と書かれていました。写真撮ればよかったな、と後悔。

投げる・走る・飛ぶなど様々な技能を必要とするためそう呼ばれています。

簡単に言えばフリスビーでやるラグビーのような競技。フィジカルコンタクトは禁止。歩けるのはバスケットボールと同様に2歩まで。3歩以上歩くとトラベリングとなる。

詳細なルールについては、協会等以下のページを参照ください。

www.japanultimate.jp

dosports.yahoo.co.jp

matome.naver.jp

Ultimateアルティメットとは?

特徴

フリスビー

この競技はボールを使った球技ではなくディスクを使う。風にあおられたり、投げ方によって速度が変わったりと、様々なユニークな特徴がある。

セルフジャッジ

なんとこの競技、審判がいない。世界大会でもいなかった。完全なセルフジャッジ。「今ピッチから出てたよ。」「いや出てないでしょ」等の議論がよくある。このため他の競技よりもコミュニケーション能力が必要となってくる。それでもかみ合わないときは、観客に「みてた?」等と聞いている場面も見かけたことがある。

試合後の交流

これもまた変わった特徴のひとつである。試合後に両チーム輪になって、反省会を行う。最初はちょっと戸惑ったが、かなり良い習慣である。

ただこれに慣れてしまうと、他の競技で”Well Played.”とだけ言って終わるのは、少し寂しいように感じられる。

以下の記事によるとスピリットサークルと呼ばれるそうです。

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国内外を問わず、試合が終わり相手チームと握手をした後に、全員で円陣を組みます。そして両チームのキャプテン(またはコーチ)が試合が出来た感謝を伝え、お互いを讃えあいます。

allabout.co.jp

フィードバックレポート

これは、大会にもよる可能性が高いが、相手の態度やプレーに対する評価をするレポートを提出する場合がある。少なくともイギリス大会ではその総合点が最も高かったチームにはフェアプレイ賞が与えられていた。

U23 世界選手権

www.wu23uc2015.com

U23は23歳以下の選手の大会である。大半は大学3,4年生で占められている。日本では大学からはじめる人が多い競技なので約2,3年で国の代表選手になっている。

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試合風景 オーストリアvsイギリス ありえないようなイージーミスで決着がついてしまった。

大会の各試合の詳細なコメントは以下のブログを参照されるのがよさそうです。相当に詳しい。

www.ultimatechallenger.net

出場選手は23歳以下。何人かはどうしてもそう見えない人もいた・・・。

結果として女子は発祥地アメリカを破り優勝。男子は3位、混合は7位と、かなり健闘していた。

最終順位 ウィメン部門:優勝/オープン部門:第3位/ミックス部門:第7位

JFDAアルティメット委員会 | JapanUltimate

アルティメットでアメリカを倒すのは、

  • 野球やバスケでアメリカを倒す
  • 卓球で中国を倒す
  • バドミントンで東南アジア勢を倒す
  • 短距離走でアフリカ勢を倒す
  • コーフボールでオランダを倒す(「コーフボール」っていう単語を出すだけでなんとなくステマに見えてしまうという不思議)

ようなものなので、相当な快挙でしょう。おめでとうございます。

www.youtube.com

U23女子決勝動画

ちょっとした懸念

この競技は審判がおらず、セルフジャッジであるため、相手チームの選手と頻繁に会話をすることになる。当然国際大会であれば英語で議論する必要が出てくる。しかし日本人が国際的に見ても英語ができないというのは周知の事実で、これはアルティメット界も例外ではないようである。

個人的に、様々な国籍の人々とスポーツをやったことがあるが、一般的に日本人の礼儀正しさ、モラルの高さ、スポーツマンシップは世界有数であるといっても過言ではない。

たった少し英語ができないだけで、相手国からの評価が総合的に悪くなり、結果として半ば「日本のお家芸」ともいえるフェアプレイ賞などのスポーツマンシップ賞をみすみす逃すのは、非常にもったいないのではないのではないか。

アルティメットは国際試合の中でも最も英語を必要とする競技のひとつといっても差支えがないだろう。逆に言えばプレイヤーにとっても、これほど英語を練習するモチベーションは他にはないのではないのではないか。日本の選手が英語が堪能になることでコミュニケーションのハンデを克服し、フェアプレイ賞を獲得する日が来るのを願ってやまない。

(そもそも国際大会にフェアプレイ章があるのかは、要調査である。詳しい方教えてください。)

考えられる対応策

問題点だけをあげて放置、というのはいささか無責任とも取れるので、筆者なりに何か改善策がないかを考えた。

試合でよくある会話はほとんど限られているため、頻出シチュエーションの会話はリストアップして練習しておくなどは手っ取り早く効果が上がるかもしれない。

  • ファールだったか
  • ラインを出たか出ていないか
  • どこに手が当たったか

等、20フレーズ位作っておくだけで効果があるかもしれません。

「観光旅行のための英会話20フレーズ」ならぬ「アルティメット国際試合のための英会話20フレーズ」という小さな本ができそう。

終わりに

せっかくU23の日本代表の人たちが集まっている環境にいたのだから、記念撮影くらいお願いしてくればよかったな、と本記事を書いていてちょっぴり後悔している今日この頃。

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