GIVE and TAKE「与える人」こそ成功する時代 アダムグラント【レビュー】


Give and Take

「Give and Take」ってよく言いますね。日本語でも「ギブアンドテイク」無理やり訳せば「持ちつ持たれつ」位でしょうか。同時に日本語には「情けは人の為ならず(めぐりめぐりて己が身の為)」という諺もあります。

本書はこれからの次代は後者が長い目で見れば成功するという主張を様々なケースを元に証明されている本です。

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

Give and Take: A Revolutionary Approach to Success (English Edition)

Give and Take: A Revolutionary Approach to Success (English Edition)

人間のタイプ分け

本書では、

  • ギバー: 自分が得る利益よりも多くを与えようとするもの
  • テイカー: 自分が与えた量よりも多く利益を得ようとする者
  • マッチャー: 自分の利益と相手の利益を同じにしようとする者

惜しみなく与える者ほど成功する!ーアダム・グラント「ギブ・アンド・テイク」 | パレオな男

惜しみなく与える者ほど成功する! 人間にはギバー・テイカー・マッチャー3つのタイプがある | ガジェット通信

の3種類が存在すると説いている。

テイカーは短期的な利益を上げられるものの、周りから嫌われる原因になりやすく最終的には成功を収めることは難しいのに対し、ギバーは周りからの恩と信頼を勝ち取るため、最終的には成功しやすいという。

こう考えたときに、相手をひたすら利用しようと考えているテイカーをどう発見し、排除していくかも重要であるが、その辺の対処方法や見分け方にも詳細に記述がされている。

この本について個人的に思うところ

テイカータイプ

日々の生活で、最初はそんな印象なかったけれど、本人を知れば知るほど、「なんだかこの人やりにくいな・・・。出来ればなるべく関わりたくないな。」と感じていた人は、大概テイカータイプであった。もしかしたら人間は自然と察知するのかもしれない。

人間性は重要

この本に限ったことではないが、昨今流行の「グローバル人材」には一般的には語学と専門性が重要と言われているが、私はそれらはもちろんのこと、人間性が相当に重要ではないか、と日々感じているところであった。(おそらく協調性などという言葉で書かれているのではないだろうか)。この本にも書かれていたが、相手のことを考えて物事を起こせるのは重要な要素ではないか、と感じている。

本書とは別に「7つの習慣」というベストセラーもあるが、こちらにも通ずる内容になっている。(こっちも読んだのでおいおい書こうと思っている。)

情報社会の高速化

本書で扱われている事例は、今から何十年も前のものが多い。その時代と比較すると昨今のインターネットが発展した時代では、より速く情報を収集することが出来る。手紙やもしかしたら電話くらいまでしかなかった昔では、ごまかすことが出来たことでも、現在のようなSNSの発展した社会では、ごまかそうとして取り繕っていた化けの皮は比較的容易にはがれることだろう。同時に悪評が広がり、信頼がなくなる速度も速くなっていくことであろう。中にもそれっぽいことは書いてある。

これに対して、日頃から周囲にギブしている人材は評判がよくなり、信頼を得やすい。その評判が伝わる早さも日々加速していくことが予想されるので、ギブする価値はより大きくなっていくのではないだろうか。

ただ、下心満々で周囲を助けているというのは、よく無いでしょうね。人間そういうのって結構簡単に感知しますから。

GQ(ギバー指数)診断テスト

著者のページから、ギバー指数診断ができます。人からも評価してもらうことができます。

www.adamgrant.net

私もやってみましたが、なんとギバー傾向でした。ただ、人からはどう見られているかはわかりません。

著者ページ

著者のページ。TEDトークの動画なども見られます。

www.adamgrant.net

他のレビューページ

mirai.doda.jp

sunward-lab.com

www.positivepsych.jp

getnews.jp

toyokeizai.net

研究開発マネジメントノート : 「GIVE & TAKE」(グラント著)より

終わりに

総じて、面白く、おおむね賛成の内容です。今後のさらに加速化される社会にもマッチしていく考え方ではないでしょうか?

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

Give and Take: A Revolutionary Approach to Success (English Edition)

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