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公開日:2016年3月11日
更新日:2019年7月21日
最初は「なんだこのスポーツ?」と興味本位で始めたものの、気付いてみれば、ケンブリッジ大学の代表としてオックスフォード大学と戦ったり、インカレでベスト8入りしたり、さらに日本代表として日の丸を付けるまでになってしまった「コーフボール」。今回さらに厳しい環境を求めて大学からクラブチームに移籍しました。ちょっとその辺をまとめてみます。
そもそもコーフボールって?
このブログにも何回か書いていますが、Korfballはオランダ式のバスケットボールです。一言でいうと男女混合のドリブルが出来ないバスケです。Korfはオランダ語でバスケットを意味します。国際的にはほぼほぼ
「オランダの、オランダによるオランダのための競技」
と言って問題がないほどオランダが無双している競技です。詳しくはこちら。
イングランドコーフボール
コーフボールはイギリスは世界ランク4位と世界最高峰の一角ではあるものの、それでも幼少期から取り組んでいる人もいるにはいるものの、大半が大学からやり始めるような競技です。このため大学のチームよりも、キャリアが長い選手が多いクラブチームの方がレベルが高い傾向にあります。雰囲気的には一昔前のアルティメットみたいなもんでしょうか?その統括がイングランドコーフボールです。詳細は公式ホームページから。
大学のコーフボール
大学インカレは管轄がBritish University and College Sports(BUCS)、大学コーフボールはBritish University Korfball Association (BUKA)なので、イングランドリーグとは異なります。Varsity Match(オックスフォード・ケンブリッジ定期戦)は両校の正規学生なら出場できるので、出場できます。
今年のインカレの様子はこちら。
移籍先
いくら強くても、通うのに何時間もかかっていては元も子もないので、練習に通うのに近く、その他のことに支障が出ないところにしました。(本業はあくまで実験物理学の博士課程なので。さらに物理学科でも冷やしたり試料をセットしたりする実験系なので、実験に時間もってかれますし。)
結局移籍した先はケンブリッジに本拠地を置くケンブリッジ シティ コーフボールクラブ(Cambridge City Korfball Club)。
拠点がケンブリッジから近く通いやすいこと、ヘッドコーチとは一度一緒に練習したことがあり、私の存在を知っていたのも大きいです。イングランド最上位リーグのチームではないものの、過去にもイングランドクラブ大会などでも実績を上げているチームです。ちょっと探したら昔の記事が出てきました。チームも6軍まであります。幸いにしてトップチームのメンバーに入れたので、今後も高みを目指してバチバチやっていきたいです。
背番号は例によって77です。
移籍すると起きること
移籍するとデータベースに移籍しました。との記述がでて、サルチームと加入チームのメンバーに連絡がいきます。
データベース自体は継続されて、昨年までのデータは残ります。移籍したけど、ケガしていた関係と日程の関係で、あんまり試合出れてないんですよね。
学位取得までは…
よって、PhD取得までは、以下のカテゴリーでプレイすることになります。
- イギリス大学インカレ
- バーシティマッチ (オックスフォード vs ケンブリッジ)
- イングランドクラブリーグ
- 日本代表
もちろん、全て試合毎にキャプテンや監督に召集されてメンバー入りすれば、なのは言うまでもないですが。実戦経験がいっぱいつめます。背番号はすべて77番。このブログの「77」の由来。
移籍したら、人間関係どうなるんだろうと思っていましたが・・・?
いきなりチームを移籍したら、大学の部活の人たちからはどう思われるんだろう・・・?無視されたりするのかな・・・?と不安でしたが、意外とそんなことは無く、「裏切り者にはもうパスしなーい!」とか「裏切り者はショット一気飲み!」と前よりも増して、からかわれるようになった。むしろ良かったように思います。人間関係って何をやるにも最重要に感じるので、杞憂に終わって本当に良かった。
あれ、これって・・・?
アマチュアだし、プレミアリーグではないものの、兵庫県出身、ドイツを経てイングランド、88年(度)世代、所属クラブのユニフォームが赤、ということで
「コーフボール界の香川真司」
を目指します!
終わりに
チビすぎてバスケ部を戦力外通告を受けてクビになって始めたコーフボール。最初は「バスケよりは激しくなさそうだし、ちょっと面白そうじゃん」くらいの軽い気持ちで始めたものの、今となってはスクワット・デッドリフトで筋トレしつつ、バランスボールとバランスディスクでバランスを整える日々。シュートも2ハンドに矯正。
大学から表彰され、日の丸を背負い、クラブチームに移籍し、少額ながら個人スポンサーもつくまでに至ってしまった。人生って本当に塞翁が馬。どうなるかわかんないですねぇ。