【コーフボール】バスケットボール経験者向けのコーフボール


コーフボール自体がオランダ語でバスケットボールであることと、筆者自身が多少なりともバスケットボール経験者であるため、バスケットボールを用いて説明したほうがしっくりくる部分が多いと思い、本記事を設けました。

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コーフボールではルールによる制約がかなり多く、自ずと作戦が決まってきます。ルールと作戦を関連付けて説明していきたいと思います。

 

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What is korfball and how to get involved at Dundee Korfball Club | STV Dundee | Dundee

 

ドリブル禁止

ルール上ドリブルができません。ファンブルでうまくつかめなかった際に、故意ではなくボールがはずんでしまった場合などは問題はありませんが、ドリブルは禁止です。これによりボール保持者はパスかシュートのみの動作になります。

そもそも、ドリブルができるゴール型の競技は主にバスケットボールとサッカー位なもので、そちらの方が珍しいのではないか、とも思います。

ドリブルを使用するスポーツとして一般的によく知られているものにはサッカーとバスケットボールがある。

ドリブル – Wikipedia 

オフェンスコートとディフェンスコートの分離

まず、オフェンスコート・ディフェンスコートに入れる人数は各チーム男子2人女子2人です。全体では8 on 8ですが、実質4 on 4の攻防となります。ディフェンス側がリバウンドを取ったら、パスでオフェンスコートのチームへパスをします。

これにより、ディフェンスリバウンドを取ったら、ファーストブレイクで前に走ることはありません。逆にオフェンスリバウンドには行きやすくなります。尚、ボールが逆側のコートにある場合は、急なターンオーバーに備えて戦況を見ていなければいけませんが、実際暇です。給水しているシーンをよく見かけます。

偶数点が決まるごとにオフェンスとディフェンスがコートを入れ替えます。

 

マークすることができるのは同姓同士のみ

同姓のみしかディフェンスすることはできません。このため4 on 4 というよりは「男子 2 on 2 + 女子2 on 2」のほうが適切な表現であると考えています。これによりゾーンディフェンスはできません。瞬間の同性同士のカバーリングは起こりますが、基本的にはマンツーマンのみになります。

 

コンタクトプレー禁止

バスケットボールでは特にリバウンドやインサイドのポジショニングで、押すことがある程度は許されていますが、コーフボールでは押すどころか触れるだけでファールを取られることもあります。オフェンスの腰に手を添えてもファールを取られます。ディフェンスが遮ってくる手を、手で避けようとしてもファールを取られます。相当接触に厳しい印象です。尚スクリーンプレイも禁止されています。関連して、ボールが選手に保持されている状態で、他の選手がボールに触れることも禁止されています。

パーソナルファールやチームファールの蓄積などはありませんが、激しいファールがあった場合はイエローカードが出され、2回目の警告でレッドカードとなり退場処分となります。ただしサッカーと違い交代選手は出場でき、コート上のチームの人数は8人のままです。

 

「ディフェンスされている状態」でシュート禁止

以下をすべて満たす状態ではディフェンデッドというファールになります。

  • ディフェンスが、ゴールポストとオフェンスの間に位置しており
  • ディフェンスが手を伸ばしてオフェンスの肩に触れられる位接近しており
  • ディフェンスがオフェンスに向かって正対しており
  • ディフェンスが積極的にオフェンスをディフェンスしようとしている

要するにディフェンスを振り切らないとシュートが打てないということです。

 

フリーパス・ペナルティショット

オフェンス側のファールは基本的にディフェンス側のリスタートですが、ディフェンス側がファールをすると、程度によりフリースローのようなショット(状況によってフリーパスまたはペナルティショット)が課されます。バスケットボールのように2点、3点シュートの区別がなく、どこから決めてもすべて1点であり、これらのペナルティも例外ではないため、ペナルティは相当な痛手となります。

これだけ禁止事項が多いと、自ずと攻め方が限られてきます。

 

基本的な攻め方

2-1-1というフォーメーションが基本的な攻め方のひとつです。以下に概略Figureに示します。赤がオフェンスで青がディフェンスです。

まず、コレクター(Collector)と呼ばれるリバウンドを1人置きます。

フィード(feeder)と呼ばれるバスケットボールでいうところのハイポストあたりに人を置きます。

アタッカー(attacker)と呼ばれる残り2人が、ガードのように外側に立ち、フィードとパス交換をしながらディフェンスを振り切りレイアップに向かうか、ディフェンスが下がった際にはシュートを打ちます。

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バスケットコート図引用(http://www.king-fishers.net/download/download.html)

Figure:コーフボールの基本的な戦術をバスケットボールにおいてと比較して説明。左がバスケットボールで右がコーフボール。なおコーフボールはリングの後ろ側からも攻められるので、この状況は360°どの方向でもありうる。

 

ペイントエリアに相当するエリアが無いため3秒ルールも無い。サークルはフリーパス・ペナルティショット用のもの。

なおリバウンドのディフェンスの位置が変だという意見がありそうですが、コーフボールでは、これで問題ありません。というのもゴール下にパスを入れてもディフェンデッドのルールの関係でシュートは打てません。コンタクトにも厳しいので、リバウンドでさえも相手を押すことができません。このためゴール自体にバックボードが無いこともあり、オフェンスはこの位置に立つと、ゴールの反対側にこぼれたボールは拾いにいけます。

細かい部分はさておき、不意打ちなどはあるものの、これをひたすらショットクロック25秒、ゲーム30分ハーフ、フルタイム1時間繰り返し、得点が多かったチームが勝ちます。見ている感じでは、地味である感は否めませんが、やってみると面白い部分もあり、見た目以上に奥が深いことがわかります。

さて、そんな感じです。例外や詳細な作戦はいろいろありますが、概してこんな感じです。

 

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