オリンピック・パラリンピックだけじゃない!ワールドゲームズなど様々な世界大会!


こんにちは篠原肇(しのはらはじめ @HajimeShinohara)です。

2020年に東京でオリンピック・パラリンピックが開催されることから、様々なスポーツに注目が集まっています。スポーツの世界大会は上記のオリンピックやパラリンピック、ワールドカップや「世界陸上」に代表されるような世界選手権以外にはないような錯覚を受けます。しかしながら、それ以外にも世界大会は多様な形式をとっています。今回はそれらを紹介します。

大会には大きく分けてふたつあります。ひとつは各競技団体の国際連盟が主催する世界選手権(World Championship)。

もうひとつはオリンピックのように多くの競技が集まり、開催される大会です。カテゴリー的には複数の競技が行われる国際大会(International Multi-Sport Event)

前者の世界選手権は、各競技に分かれてやっているため、ワールドカップがわかりやすい例です。今回のメインは後者のような複数のスポーツが集まって開催される大会です。

ワールドゲームズ

International World Games Association

オリンピック・パラリンピック以外で最も有名なのがワールドゲームズです。これは「オリンピック競技以外のオリンピック」という位置づけで、既存の施設でできない競技は採用しなくて良いために、経費の大幅な削減にも成功しています。現在までにもオリンピック競技との入れ替わりもあります。

加盟競技一覧

合気道
エアースポーツ
アーチェリー
ビリヤード
ボディビルディング
ブールスポーツ
ボウリング
カヌー
キャスティング
ダンススポーツ
フィストボール
フロアボール
フライングディスク
体操
ハンドボール
ホッケー
柔術
空手道
キックボクシング
コーフボール
ラクロス
ライフセービング
ムエタイ
ネットボール
オリエンテーリング
パワーリフティング
ラケットボール
ローラースポーツ
ラグビー
ソフトボール
スポーツクライミング
スカッシュ
相撲
サーフィン
綱引
水中スポーツ
水上スキー・ウェイクボード
(2016年2月現在 37競技)
IWGA加盟団体競技(IF)一覧

日本ワールドゲームズ協会

なんとカラオケと並んで新歓でもよく行われるボウリングもこの競技です。スカッシュなどが有名です。フリスビーを使うアルティメットや、筆者が取り組んでいるコーフボールもワールドゲームズの競技です。

さらに詳しい説明はこちらの公式ページを参照ください。ワールドゲームズQ&A

アジア競技大会(各地域大会)

各地域の国際大会もあります。日本ではアジア競技大会が有名ですが、ヨーロッパやコモンウェルス、アフリカなど各地区で開催ざれています。競技も他のオリンピックなどとかなりの重複が見られます。

陸上競技
水泳
水球
サッカー
テニス
ボート
ホッケー
ボクシング
バレーボール
体操
新体操
トランポリン
バスケットボール
レスリング
セーリング
ウエイトリフティング
ハンドボール
自転車
ソフトテニス
卓球
馬術
フェンシング
柔道
ソフトボール
バドミントン
射撃
射撃
近代五種
カヌー
野球
ラグビー
フットボール
アーチェリー
空手
ボウリング
武術太極拳
テコンドー
ゴルフ
カバデイ
スカッシュ
セパタクロー
ビリヤード
ボディビル
トライアスロン
ダンススポーツ
ムエタイ
チェス
ローラースポーツ
クリケット
ドラゴンボート

アジア競技大会 日本オリンピック委員会

アジア競技大会には、クリケットやカバディも種目に入っています。そのほかにもインドアの陸上の大会や水中、ビーチでやるものなど、コンセプトによってかなりの大会が開催されています。

ユニバーシアード

International University Sports Federation

地域別のほかにも、年齢制限がかかったものもあります。人によってはこちらの方がなじみがあるでしょう。ユニバーシアードは、大学生・大学院生のオリンピックUniversity Olympiad です。夏季・冬季共に開催されています。開催競技の特性上、ユニバーシアードに出場する選手はオリンピックに出場する選手とは、重複が多いかと思われます。

ワールドマスターズゲームズ

ワールドマスターズゲームズ2021関西

年齢制限があるといっても、こちらは年齢制限が上の大会です。競技によって25から35歳以上。多くの競技で年齢別のカテゴリーが分かれています。

他の他の競技会とは異なり、各国の予選を突破しなければ出場権がないわけはなく、国ごとの代表があるわけでもなく、参加したければ、原則誰でも出場できるという「スポーツ・フォー・オール」を具現化したような大会です。

2017年オークランド大会プロモーションビデオ

2017年はニュージーランドのオークランドで4月21-30日に開催されますが、4年後の2021年には、日本の関西地区で開催されます。

ワールドマスターズゲームズ2021関西公式ページ競技一覧

ワールドマインドスポーツゲームズ

International Mind Sports Association 

さて、度々述べていますがスポーツは、身体を動かすものだけではありません。

定義は諸説ありますが、「スポーツ(英:Sports)の語源は紀元前5世紀に生まれたラテン語deportare(普段と違うところに心と体を移す)であり、身体を使わないマインドゲームも含み、優劣や勝敗を決めない野外活動も含む活動」です。

よって将棋や囲碁などのボードゲームもスポーツに含まれます。こういうものはマインドスポーツや頭脳スポーツと呼ばれます。ワールドマインドゲームズは、頭脳オリンピックとも呼ばれています。二人で行い、隠れている要素と、運の要素を含まない、二人零話有限確定完全情報ゲームの中では、コンピュータによる攻略が最難関とされていた囲碁で、人間がコンピュータに事実上負けてから最初の大会となります。

頭脳オリンピックの種目は

  • ブリッジ
  • チェス
  • 囲碁
  • ドラフツ(チェッカー)
  • シャンギ(中国将棋)

です。筆者がラトビアで行われた国際大会に日本代表として出場したドラフツも種目のひとつです。

毎回夏季オリンピック・パラリンピック終了後に、開催地と同じ地域かその付近で開催されています。よってこの頭脳オリンピックは2020年には東京(日本)で開催の可能性も高いです。

マインド・スポーツ・オリンピアード

似たような名前の大会で、マインド・スポーツ・オリンピアード(Mind Sports Olympiad)というものがあります。こちらは、毎年ロンドンで開催されており、様々なボードゲームをやり、得点を競う上記の囲碁で人間を倒したAlphaGoを開発したデニスハサビス氏が過去5回優勝しています。

Mind Sports Olympiad | Annual Board Games Festival. Since 1997.

スポーツアコード SportAccord (国際スポーツ団体総連合)

Sportaccord

上記のような国際的なスポーツの議論や決定を行う世界最大の国際会議「sport accord convention」が4月2-7日デンマークで開催されました。

オリンピック全競技の国際連盟、IOC承認国際競技連盟、三大陸40ヵ国以上に協会のあるIOC未承認国際競技連盟、計91団体と国際総合競技大会主催団体等国際スポーツ関連団体18、計109団体の連絡協議会です。世界中の様々なスポーツについて話し合われます。

今年は師岡文男上智大学教授2009-2011SportAccord理事、2014-2018 国際ワールドゲームズ協会理事(共に日本人初)も参加されておりました。

師岡文男上智大学教授 2009-2011SportAccord理事、2014-2018 国際ワールドゲームズ協会理事(共に日本人初)

日本からもスポーツ界の要人が何人か参加されています。

左から佐藤国際剣道事務総長、奈藏国際空手道事務総長、バウマンSportAccord(バスケットボール)会長、師岡世界フライングディスク連盟理事

 

スポーツアコードの公式ページからも、特に世界で行われている各競技の世界大会や各大会の情報を探すことができます。

スポーツアコード公式ページ

日本代表になりたい人のねらい目

日本代表になりたいんですが、何かおすすめはありませんか?という問い合わせをいただくことがあります。もしあなたが「日本代表になりたい」、「世界大会に出たい」と考えている方は、おそらく最もハードルが低いものは、上記のすべてに入っていない競技のかつ、世界選手権につながるアジア予選会等を目指すのが良いでしょう。または年齢制限があるもの等との組み合わせも効果的です。確率・統計的に考えて、大会出場資格がある人口を減らしていくことが有効になります。

上記に入っていない競技は、これはこれで、非常にいろいろあります。

例えば、最近筆者が、TBSの番組から取材を受けテレビ出演をした、セグウェイに乗ってやるポロ、「セグウェイポロ」では、アップルコンピューター共同創始者のスティーブウォズニック氏の名前を冠するWoz Cup(ウォズカップ)という世界大会が開催されています。

セグウェイポロ 馬の代わりにセグウェイに乗ってやるポロ

他にも面白そうなものは結構あります。詳しくはこちらの一覧を参照ください。

ベンチャースポーツ(マイナースポーツ)まとめ・一覧・リスト

このようにあまり知られていない競技はまだまだあります。やってみたい人はいろいろ調べてみると面白いでしょう。

同時に各種競技者や協会関係者はで普及をさせたいという人は、メディアの多様化が進む中、自分たちが取り組む競技の魅力を積極的に伝えていき理解者や仲間を増やしていく、いわゆるアウトリーチの能力が重要になってきます。その一助とするために運営している日本代表倶楽部の、第一回日本代表倶楽部賞の表彰競技は、ラクロス・ドラフツ・インラインアルペンに決定されました。

自分に適したスポーツを見つけて世界で活躍してみませんか?

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