ギリシア・ローマ神話・神々・人間・怪物の本。読むコツ!【まとめ・レビュー】


つい先日、理系専攻の高校生や高校教師から「高校のときに頑張るべき重要な科目」と聞かれて、真っ先に「漢文」と答えてしまうくらいには、格言や故事成語を人間の本質と捉えて、何事にもきわめて重要なものだと捉えている筆者は、「日本の故事成語以外にも、古くから伝わるものには何かがあるはずだ」と思って、欧米の古典をかじってみることにした。

その際、欧米の古典といえば「ギリシャ神話」。私がラテン語が読めればまた話は別なのでしょうけど、ラテン語が出来るわけもなく。さらに英語で読むと、疲弊しそうなので結局日本語のものを探したところこの本にたどりつきました。

完訳 ギリシア・ローマ神話 上下合本版 (角川文庫)

完訳 ギリシア・ローマ神話 上下合本版 (角川文庫)

完訳 ギリシア・ローマ神話 上<完訳 ギリシア・ローマ神話> (角川文庫)

完訳 ギリシア・ローマ神話 上<完訳 ギリシア・ローマ神話> (角川文庫)

完訳 ギリシア・ローマ神話 下<完訳 ギリシア・ローマ神話> (角川文庫)

完訳 ギリシア・ローマ神話 下<完訳 ギリシア・ローマ神話> (角川文庫)

本書はギリシャ・ローマ神話が詰まっており、かなりボリュームのある本になっています。説明書きがありますが、年齢関係なく読める本でしょう。中には挿絵や、引用された詩なども入っており、より想像力を書き立てやすい構成です。

長さ的には数百ページにおよび、非常に長いですが、日本の名作漫画シリーズを読みきるよりは早く(ついでに安く)読み終えられるかと思います。ひとつひとつは短編なので、分けて読んでも問題はなさそうです。

読むときのポイント

本書は非常に完成されてかなり読みやすいものになっています。しかし、この日本語に訳された本書というよりも、ギリシャ神話などの一般的な特徴として登場人物の名前がものすごく似ていて誰が誰だか分からなくなる。また登場人物が多すぎて関係がよくわからなくなるというものがあります。本名以外にもあだ名がついていたりして余計にこんがらがる、などの可能性もあります。また登場する地名は主に地中海を中心としたエリアで展開されます。

本書には注釈はついていますが、それでも単独で読むのは厳しさを感じました。

さてどうすればよいでしょうか?

系譜

こういう悩みにもちゃんと解決してくれる便利な道具があります。系譜。にしても多すぎるくらいいますね。

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ギリシア神話の神々の系譜 – Wikipedia

固有名詞一覧。人間や神、怪物など、種類別に分けて記述されています。

ギリシア神話の固有名詞一覧 – Wikipedia

いろいろ多すぎますが、上の系譜くらいが読むときに利用するには丁度良さそうです。

地図

「絵は文章よりも67000倍理解力が高まる(数字違うかも)」というのは有名な話で、地図を見ながらであれば「どこよりもさらに何マイルほど離れた小島」ではなく「地図のここ」の方が分かりやすいでしょう。

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Greek Mythology maps – Mythological map of Greece

ギリシャ神話全体への個人的な感想

孫子の兵法を読んだときにも似たようなことを感じましたが、人間は昔から本質的にかわっていないことがしみじみと感じました。また、神様であっても、浮気したり嫉妬したりと、人間味満載なのが、ギリシャ神話が世界でも世代を超えて、時空を超えて愛される不朽の名作集なのではないか、と思っているところです。

これとかもう、すごいですよ。

matome.naver.jp

対象

どんな人でも楽しめるとは思いますが、特に何で1月がJanuaryというのか、オリンピックの金メダリスト(=優勝者)にはなぜ花冠を被せるのか。そもそも「聖火」って何か?など日常の「伝統」に興味がある方には特におすすめです。様々哲学などにも通じる部分です。この本を読んでから、ギリシャやローマに観光して、登場人物の石像などを見れば、より得るものが多いように感じる本です。

完訳 ギリシア・ローマ神話 上下合本版 (角川文庫)

完訳 ギリシア・ローマ神話 上下合本版 (角川文庫)

完訳 ギリシア・ローマ神話 上<完訳 ギリシア・ローマ神話> (角川文庫)

完訳 ギリシア・ローマ神話 上<完訳 ギリシア・ローマ神話> (角川文庫)

完訳 ギリシア・ローマ神話 下<完訳 ギリシア・ローマ神話> (角川文庫)

完訳 ギリシア・ローマ神話 下<完訳 ギリシア・ローマ神話> (角川文庫)

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